新譜感想 #20 ダイアローグ/触れたい 確かめたい-ASIAN KUNG-FU GENERATION
昨日10/7にシングル「ダイアローグ/触れたい 確かめたい」を発売したASIAN KUNG FU GENERATION。
アジカン、1年5か月ぶりのシングルなんですね。
※前回が19/5月のDororo/解放区。昨年行ったホームタウンツアーが19/6月。時間の流れを感じる。
今回のシングルは、昨年のイギリス・フランスツアーの際に録音。
さらに両A面シングルの他に初回生産限定版には、
ジャケットイラストを手掛けている中村佑介のイラストTシャツ付き!
という中々豪華な布陣。
更にサブスクでは聞けない、Ba.山田貴洋作曲、リモートで制作した「ネクスト」が3曲目に収録されています。
「限定版で買えば良かった...」と後悔しながら、今サブスクで聴いている民です。
M1"ダイアローグ"
ドラムから始まる、ゆったりめなロック。
ゆったりと言っても力強いドラムと優しいギターサウンドがマッチし、
地球全体を舞台にした壮大な曲に仕上がっている。
難しいのは いつだって承知の上
星も無いなら 夜だって闇のままでしょう
ダイアローグ/ASIAN KUNG-FU GENERATION
と歌った上で
ささやかでも 今は弱い光でも
響く速度で 声を聞かせて
届け どこまでも
ダイアローグ/ASIAN KUNG-FU GENERATION
挑んでいけ、頑張れと後押しをしてくれるサビは、今のコロナ禍の状況に対して、アジカンなりのメッセージを伝えてくれた。
ツイートを見ると、こういった想いも含まれるのかなとも思う。
M2"触れたい 確かめたい(feat.塩塚モエカ)"
羊文学のVo.Gt.塩塚モエカを迎えてのデュエットソング。
女性ボーカルを迎えての曲って、
2012年のアルバム、「ランドマーク」に収録された
"All right part2(feat.橋本絵莉子)"以来では!?
・・・と思ったんですが、実際のところ、
最新アルバム「ホームタウン」に収録されている"UCLA"が、
Homecomingsの畳野彩加を迎えていました。
アジカンらしからぬ...いや、所々アジカン...?
と感じさせるポップで少し寂し気な男女の歌。
歌詞が詩的で、しっかり世界に入り込む。
そんな世界感にゴッチと畳野さんのボーカルがビシッとマッチする。
聴き終わった時には、「はぁ...いい曲...」と語彙力が崩壊するレベルに良かった。
最近のアジカンでは、トップクラスに好きな曲。
ここ最近、ミドルテンポの曲でハマるレベルの1曲が無かったのですが、出会えてよかったとハッキリ言える。
素晴らしかった。やっぱりライブで聴きたい。
リズムはミドルに、曲の雰囲気が全く異なる2曲。
次なるシングル・アルバムが今から楽しみです。
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