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【日刊ドローン情報 No.151】果物を収穫するドローンの動画が、どこかのSF世界のようと話題に

 日々進化しているドローンですが,ついに果物の収穫を自動化するドローンが登場したようです。開発したのは,イスラエルのベンチャー企業TEVEL Aerobotics Technologies。運搬用のロボットから有線給電されているドローンに,果物もぎ取りようのアームがついており,AIで果物の生育状況を確認して収穫するというもの。タブレットで収穫量なども把握できるということで,特に大規模な果樹園などで,複数台運用することで労働力不足に悩む農家に大きく貢献するでしょう。
 農業用のロボットにおいては,ロボットトラクターやロボット田植え機などがよく知られているように,穀物類は機械化が進んでいるようですが,野菜や果樹などは進展しておらず,今後機械化が期待されています。
 稲作においては,ドローンによる直播での田植えが試みられていますし,農薬散布にもドローンが活用されています。果物においても,一部でドローン散布での受粉が試みられていますが,リンゴなどは人の手で受粉棒により花をなでるように受粉させないと実が結実しないそうです。今回の収穫用アームが発展して受粉のような繊細な作業もロボットでできるようになれば,受粉から収穫までの一連の仕事を自動化でき,大規模な農場も少人数で運営できそうですね。

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