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【日刊ドローン情報 No.59】もう済んだ? 6月20日から義務化“ドローン登録”やってみた

 いよいよ機体登録制度の運用が始まる6月に入りましたので,機体登録制度について確認したいと思います。
 機体登録制度とは,自動車と同じように機体の情報を登録することです。国はドローンの活用を促進するため,今年中にレベル4飛行(有人地帯目視外飛行:人がいるところでドローンを直接見ずに行う飛行)の実現を目指いしています。これを安全に実現するためには,人,物,運用についての安全性を担保する必要があり,機体登録制度はそのうちの「物」の安全性に関するルールです。
 機体を登録することの目的は,
 ・事故,トラブル時の所有者把握
 ・事故の原因究明や安全の確保
 ・安全な機体のみ登録可能とすることによる安全性確保
であり,2022年6月20日以降に登録する機体については,リモートIDの搭載が義務付けられます。リモートIDとは,機体の識別信号を発する発信機で,これにより飛行中の機体が登録されたものか否か,判別可能となります。
 リモートIDは,2022年6月20日以降に購入する機体には組み込まれていたりしますが,それ以前に購入したものは外付けの物を取り付ける必要があります。なお,DJIのいくつかの機体では,ファームウェアアップデートで,リモートID機能が使用できるようになるようで,私の持っているAIR2Sも対応しているようです。
 登録は,国土交通省のドローン登録システムからオンラインで登録可能で,簡単に行えますが手数料は900円かかります。私は,機体のシリアルNoが間違えており,修正入力した際になぜかもう一度900円取られました。また,その審査期間で何日かかかったので,このようなミスなどで期限が過ぎてしまわないように,100g以上のドローンをお持ちの方は早めに登録しておくことをお勧めします。

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