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【日刊ドローン情報 No.103】【2022年7月最新】ドローン免許は国家資格?操縦にはスクールに通う必要があるのか解説!

 航空法の改正により,2022年12月からドローン免許の国家資格が創設される予定になっています。では,2022年12月から国家資格がないとドローンを操縦できないのかというと,そうではありません。
 まだ詳細は公表されておりませんが,これまで国土交通省より発表されている概要によると,2022年12月からの国家資格には以下のものがあります(簡単化しているため,詳細は国土交通省HPを参照ください)。
 ・一等資格:第三者上空を目視外(ドローンを目視せずに)で飛行する
       許可・承認申請が可能。
 ・二等資格:第三者上空以外で,目視外(ドローンを目視せずに)する
       場合の飛行毎の許可・承認申請が不要。

 一等資格は,これまで飛行不可であった第三者上空の飛行について,許可・承認申請が可能となります。注意が必要なのは,一等資格を保有していれば,飛行可能というわけではなく,あくまで許可・承認申請が可能ということです。よって,安全対策や体制が確立されていなければ,許可・承認が下りない可能性があります。
 二等資格は,一等資格のように,第三者上空の飛行はできません。ですが,これまで飛行毎に必要であった人口密集地域上空や,目視外飛行の,飛行毎の許可・承認申請は不要となります。
 よって,一等資格,二等資格を保有していれば,これまでより飛行の際の許可・承認の負担が軽減されるため,業務用途においては特に,資格保有者が重宝されることでしょう。
 しかし冒頭で述べた通り,今後資格がないと飛ばせないわけではありません。また現状は民間資格しかなく,ドローン関連の業務を行っている方は,たいてい民間の資格を保有しています。そのような民間資格が,今後無駄になるのかというと,そういうわけでもありません。今後,民間資格やスクールがどのような役割を担っていくのかという想定について,次回お伝えしたいと思います。

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