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【日刊ドローン情報 No.114】BVLOS認可と5Gで運用が拡がるDiaB(Drone-in-a-box)[Drone Design]

 タイトルが少し分かりにくいですが,BVLOSとはBeyond Visual Line of Sight(目視外飛行)で,DiaB(Drone-in-a-box)とは,ドローンの充電ステーションのことです。つまり目視外飛行の認可と5Gでドローン充電ステーションの運用が広がるということです。
 日本でも,2022年12月に有人地帯での目視外飛行が申請可能になりますが,目視外飛行が認可されると操縦者がかならずしも現地に赴く必要がなくなるので,遠隔操縦や自律飛行の価値が高まります。また5Gの普及により,より高速に映像が取得でき,低遅延で操縦できるようになることで,容易に遠隔操縦が可能になるでしょう。
 例えば,施設の警備や設備の点検をドローンの遠隔操縦や自律飛行で行うことで,警備員や点検作業員のマンパワーをかけなくてもよいため,大幅な省力化,自動化を図ることができます。
 このようなことを実現するには,現地にドローンを充電状態で設置しておく必要があり,その際に必要なのがDiaBです。ドローンは空飛ぶ精密機器のため,野ざらしでおいておくわけにはいかないので,DiaBは基本的に自動で開閉可能であり,環境によっては空調装置なども必要となるようです。
 目視外飛行や自律飛行は,今後ますます増えていくことになりますが,それに伴ってDiaBに求める要件や機能が高度になっていくことでしょう。

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