見出し画像

ユウレカのベースの音レシピ1

「あのベースの音、どうやって出してるんですか?」と声をかけてもらえることがあります。

「あれはジャズコとベーアンでつくっていて..」と解説するのですが、途中でこんがらがってしまいます。

ライブ終わりは眠たいからです。

せっかく話しかけてくれたお客さんに申し訳ないので、noteにまとめます。


カッチカチの音のつくりかた


使用機材


ユウレカのベース機材は3年以上変わっていません。

販売が終了したものもありますが、代わりに使えるものもたくさんあります。

こちらは参考程度に。
音作りのポイントは次の項から解説します。

ハイパードンシャリの秘密


結論から書くと「ギターアンプとベースアンプを使う」のがミソ。

僕は、機材を選ぶとき「何が得意なのか」を大切にします。
ヒトでもモノでも、ムリをさせるのが好きではないからです。

例えば、僕はコミュ障なので、人前で話すのが苦手です。
本を読んで勉強したし、緊張せずに話せるようにナンパで練習しました。
おかげで、当たり障りのない会話はできるようになりました。
でも、営業が仕事の友だちには勝てません。
いつも彼は女の子と街に消え、僕はひとりで家に帰っています。

これと同じ。

ベースアンプは低音を出すのが得意。
ギターアンプは高音を出すのが得意です。

プリアンプやイコライザでどれだけトレブルをあげてもベースアンプからはギターアンプのような高音を出すのは難しい。

最終的に、アンプを分けるという結論になりました。

マネしてもらえばわかりますが、これだけで音づくりがガラリと変わります。

デュアルアンプシステムのつくりかた


「2つのアンプからどうやって音を出すんだよ」と思ったかもしれません。

でも、案外かんたん。

パッと思いつくのは3種類。

  1. ラインセレクター

  2. ステレオアウトがついたエフェクター

  3. ブレンダー

僕は3つ目の方法なので、ブレンダーを使ったパターンについて解説します。

ブレンダーは、Inputにつないだ楽器の音とループ側につないだペダルの音を混ぜるエフェクターです。
音ヤセするエフェクターでも、原音を混ぜることで太い音にします。

でも、ループをつかわず、ラインセレクターのようにつかいます。

Output1はギターアンプへ、Output2はベースアンプにつなぎます。

僕がもっているものは生産終了。
新しいモデルが発売されているようです。

Buffer Splitはラインセレクターなので、ブレンド機能はありませんが、同じようにつかえるみたい。

安いので買い替えるとしたらこっち。

ハイパードンシャリの注意点


バッキバキの音が好きなベーシストにはデュアルアンプシステムを体感してほしい。

低音と高音を分けて調整するので、かなりコントロールしやすいです。

しかし、注意しなければならないことがあります。

それは、ミドルをしっかりカットすること。

2台のアンプをつかうので、ベースだけでなく、ギターの周波数まで出るようになります。

お互いのアンプの出力がミドルに集中するので、カットしないと濁った音に。

ベースアンプのハイミッドとトレブル、ギターアンプのベースはほぼゼロに設定。

しっかりカットできれば、カッチカチのアタックとドッシリしたローが両立します。

音作りのイメージ

まとめ


今回はユウレカのベースの音づくりについて秘密にしていた部分を説明しました。
この記事の反応があれば、さらに詳しい音づくりについて解説しようと思います。
少しでも学びがあれば、スキをタップしてもらえると嬉しいです。

※この記事はアフィリエイトプログラムを使用して商品を紹介しています。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?