【テンプレあり】写真撮影要望書をバンドマンがつくった理由
Googleドキュメントを使って写真撮影要望書を作りました。
最後にテンプレ共有リンクを貼っておくので、ダウンロードしてもらえるとうれしいです。※使用は自己責任でお願いします。
この記事では、要望書をつくった理由や、撮影をサクサク進めるための要望書の内容、不安を解消するためのポイントをご紹介します。
ライブ写真だけでなく、アーティスト写真の撮影を予定しているバンドマンの役にも立つはず。ぜひ参考にしてみてください。
要望書をつくったきっかけ
「次のライブ、お写真を撮らせていただけませんか?」と声をかけてもらう機会が増えました。10年前には想像できなかった夢のような話です。
「要望はないので、自由にとってください!」とお返事していました。
何か指示をするのは失礼だと思っていたからです。
しかし、この考えが無責任だと気づいたできごとがありました。
結婚式場のカメラマンとお話したときのこと。
「最近、ウェディングフォトの要望書を書くのがあたりまえらしいですね。あれって失礼じゃないですか?」ときいてみました。
すると
「そんなことないですよ!あれのおかげでお客様の満足度が高くなりました」と笑顔で答えてくれました。
お客さんごとに小道具や演出がちがうので、一瞬の判断ミスで撮影できないカットがあった。でも、要望書のおかげで撮り逃しを防げるし、角度やポーズのイメージ共有が楽になったとのこと。
要望書がなかった時代は「プロにお任せします!」と言ってくれても「あのカット欲しかったのに..」と残念そうな顔をされることもあったそうです。
要望書に書かれた内容は達成したうえで、自分で思いついたカットを撮影。喜んでもらえると心の中でガッツポーズするんだとか。
結婚式とライブはちがう分野ですが共通点は多く、要望を先に伝えておくことでお互いにメリットがあることを知りました。
項目と注意点
要望書をつくるために必要な項目をまとめました。
それぞれを書くポイントを次から説明します。
10項目ありますが、つかわないものは削除してください。
1.イベント概要
イベント情報を記載します。フライヤーに記載されている内容だけでなく、リハも含めたタイムテーブルやセットリストを貼り付け。カメラマンの方は、1日で複数の現場の対応をすることがあるので、予定を調整しやすくなります。
2.撮影の時間と場所
「1.イベント概要」で記載した内容に加えて時間と場所の詳細な指定がある場合はここに記入。オフショットなど、演奏以外の時間に撮影が必要な場合の要望を書きます。
3.写真の使用目的
写真がどのように使用されるか、何を目的としているかを説明します。SNSに投稿するなら、画像サイズの指定もここで行います。
4.スタイル
バンドの雰囲気やイメージを伝えます。抽象的な内容でもカメラマンの想像力のサポートになります。
5.メンバーの立ち位置
バンドのセット図を貼り付けます。誰をどの角度から撮影するのか、シミュレーションできて便利です。何かパフォーマンスをする場合、移動位置も記載します。
6.特定のショットやアングルの要望
ここが最も重要。百聞は一見に如かず!参考になる写真をペタペタ貼ります。僕の場合は、こんな感じでカットの特徴と参考になる画像を記入しています。ご参考まで。
7.写真の利用権
「勝手に他の人に写真を販売しないでね」という注意書き。そんな悪い人はいないと思いますが、念のため。
8.納品形式
どんなファイル形式で写真をいただくか指定します。SNS投稿やグッズ制作につかえるのでJPEGやPNG形式がオススメ。
9.報酬
撮影いただいた謝礼に関して記載。金額だけでなく、請求書発行のお願いと振り込み期日も書きます。
10.連絡先情報
連絡をスムーズにとるための連絡先情報を記載します。
以上の内容を書いておくとスムーズに話がすすむと思います。いちいち書くのが面倒なあなたのために、最後にテンプレのリンクを貼りました。
さいごに(テンプレリンク)
この記事では、写真撮影要望書をつくった理由と、記載する内容をまとめました。バンドマンとカメラマンのコミュニケーションがスムーズになり、より良い作品が完成することを願っています。
すこしでも、役に立てばスキを押してもらえると嬉しいです。記事を書くモチベーションになります。
▼テンプレートはこちらから
※本テンプレートの全てまたは一部を無断で再配布することを禁じます。
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