超個人的ベストソングス2021
遅くなりましたが、今年も自己満で30曲選びました。
アルバム単位で順位をつけている人がほとんどなのですが、あくまで自己満なので曲単位でいかせてください。
半年休みくれるならアルバム単位でもやります。
拙いながらも一応社会人になり、目に見えて曲を聞く時間が減りました。それでも縁あってエンタメ関係の仕事に就けたので、他のサラリーマン様よりは多少アンテナを立てた状態で過ごせていたのではないかと思います。
会社で延々と流れるTOKYO FMと凄い熱量で良曲を紹介してくださるもこみさんの影響を大いに受けたランキングになりました。何卒!!
前述のもこみさんのツイートで知った24位のJapanese Breakfastは終盤の歪みがめちゃくちゃ心地よい。粗野な表現だけど夕暮れの野外フェスで聴いてみたい。カモンフジ!
22位のBiSは00年代ロックカバーアルバムが全曲良くて、特にナンバガカバーが秀逸。かわいらしさと鋭さを兼ね備えたその曲はWACKを体現するかのような一曲に仕上がっている。
さっさと次!
18位の長谷川白紙と13位NANORAYは何度も聴いてようやく味がしてくる感じで、理解に時間がかかった。どちらも急にアニメ音声みたいのが飛び込んできたりして聴いてると目が覚めます。ネブラスカ州出身のNANORAYの曲はなぜか日本のアニメ・ゲーム音声がそこかしこに入っていたりTwitterのヘッダーも浜ちゃんだったり、マジでなんなの?
15位宇多田ヒカルは冒頭歌詞-1グランプリ優勝。“あなた”の圧倒的な存在を「ルーブル美術館行ったけどそうでもなかったわ」と表現する作詞力、もはや恐ろしい。
ここからトップ10、ごゆっくりどうぞ!
10位 大好物 / スピッツ
映画「きのう何食べた?」のエンディングで流れていて、映画のほっこり感にジャストフィット過ぎてしばらく席から立ち上がれなかった。
第一声が”つまようじ“で始まることで、身近なテーマの暖かい曲であることに一瞬で気づかせてくれる。
『吸って吐いてやっとみえるでしょ
生からこんがりとグラデーション
日によって違う味にも 未来があった』
身近なテーマの中にさらりと難解な表現を入れてくる作詞力。解説してほし~
9位 東京マーブル / にしな
文字通りシティポップとして、夜の都会を想起させる爽やかな一曲。高く透き通る歌声がこの辺の界隈では突き抜けていて、今後さらにヒットを飛ばしていくだろう。
ドラマ「お耳に合いましたら。」のEDテーマでもあり、伊藤万理華のダンスと共にドラマを気持ちよく締めてくれていた。ドラマ自体もチェーン店メシ×podcastというチャレンジングなテーマながらめちゃくちゃ面白かったのでオススメ。にしな関係なくなっちゃったな。
WurtSとの楽曲『サンタガール』も絶品で、にしなパートに切り替わる瞬間の鳥肌たるや。。
8位 波乗りnammy / peanuts butters
夏に会社のラジオ(TOKYO FM)でパワープレイとして延々と流れていて虜になってしまった。
青い海が目の前に広がるような混じりっ気のない爽やかな夏曲は毎夏聴きたくなってしまうに違いない。
他の曲もよかったので生で観たくてライブに行ったが、マイクに直接エフェクター的なものを括り付けて音源同様のやや機械的な歌声を出力していた。アナログなデジタルを見た。
7位 LOVE LOVE / MONO NO AWARE
玉置のpodcastが話題となっているが、楽曲のほうも最高でやられてしまった。
まっすぐにしつこく愛について歌ったこの曲、なかでも次の歌詞に震えた。
『あの星が欲しいなら宇宙飛行士になって
ゆくゆくは宇宙空間の支配者になって
君が眠れない夜は流れ星を落としたい』
怖いぐらいの純愛。
アルバム全曲良いのでぜひ!
6位 紫の夜を越えて / スピッツ
2000年リリースの曲と言われても違和感が無いし、かといって古臭さは微塵も感じない。
どこか不穏ながら暖かさと疾走感もあり、飽きずに何度でも聴いてしまう。
新しい手法・技術が興隆する中で、時間の流れを超越して最高レベルの楽曲を生み出し続けるスピッツの凄さよ。
前アルバム「見っけ」リリースから約3年、2022年中にアルバム出してくれるかな?
5位 Future Diver (10th anniversary ver.) / でんぱ組. inc
ただでさえ音数が多いのに、人数もキャリアもブチ込まれたら太刀打ちできない。
10種類の特徴的な声が重なっているのに、どこか統一感があるのが凄い。10年前のものと聴き比べると、その厚みが手にとるように分かる。
新メンバーの大量追加があったにも関わらず、初期メンバーの古川未鈴は結婚をした上で活動を続けている。世代交代ではなくパワーアップを絶えず続けており、アイドルの多様性を象徴する存在になってきているように思う。
4位 あびばのんのん-料亭ver. / Tempalay
無国籍感の強いサウンドが魅力のTempalayの新曲の料亭バージョン。料亭バージョン?
心地よさMaxの音色は元曲とはまた違った魅力があり、個人的にこっちにハマってしまった。
聴いてみると確かに料亭が脳裏に浮かぶが、和食なのか中華なのかベトナム料理なのかぼんやりとしか見えてこなくて、結局Tempalayが無国籍であることが判明する。料亭バージョン?
3位 答え合わせ / わがつま
こちらももこみさんのツイートで知った名曲。
幻想的で不可解なイントロでビックリしてる間に脳が洗われ、歌い出しで一気に童心に戻されるタイムマシンのような曲。
気づけば小学校の音楽室に立っていて、体を揺らしながら曲に浸っている。非科学的退行体験をぜひ。
アウトロでもイントロと同じ音が鳴っていて、しっかり現実に戻してくれるのが優しい。
2位 ACTION / CHAI
安物のイヤホンで聴いていても低音の重たさに驚き、思わず声が漏れた。
CHAIの甲高い声からの落差による驚きもあるが、純粋に邦楽で聴く低音じゃなくて、CHAIが世界レベルで曲を作っていることがよく分かる。
年末にはZAZEN BOYSとのコラボバージョンも出していて、向井のおじさん及びZAZENの変態性に唸ると同時に笑ってしまった。
「This is CHAIだよ~」とか言ってフェスとかで共演してほしいな。
1位 Cats & Dogs (feat.カネコアヤノ) / KID FRESINO
色んな人の2021ベストアルバムみたいな画像に大体この指差し坊主が入っていて、それに乗っかるみたいな感じになってしまうから正直選びたくなかったが、選ばざるを得なかった。2021ベストソング。
着実に人気と知名度を増やしていた両者はジャンルとしては全く別のところにいて、聴く前には組み合わさるの?という疑念でいっぱいだったが、ガッチリ組み合って2倍以上の相乗効果を生み出しているから素晴らしい。
バックで鳴る無機質なビート兼伴奏が絶妙で、早いラップとゆったりした歌のどちらにも完璧な引き立て役となっている。記事によると石若駿(Answer to Remember, CRCK/LCKSなど)がドラムを担当しているそうで、フレシノパートの早刻みなリズムからカネコアヤノパートのゆっくりなリズムへのシームレスな入りが絶妙。2人だけではなく、両者の強力なサポートメンバーの総力で生まれた名曲だ。
突然放り込まれる『都市開発は進んでく』という歌詞が個人的に大好きで、都市開発が進んでる光景を見ると口ずさみたくなる。
以上、2021年総まとめでした。
もう少し洋楽にも手を出せればよかったというのが本音で、Snail MailやFaye Webster、Good Morning TVなどTwitterの2021ベストアルバムで多く挙がっていたものを今さら勉強している。
ビートルズとマイケルジャクソンしか通ってこなかったのが仇となり洋楽の聴き方をまだ掴めておらず、2022年は洋楽へのアンテナも張っていければと思う。
決して邦楽がダサいと言いたい訳ではなく、音楽の幅を広げていきたいという生涯学習の過程の一つとして洋楽を据えている。中学生の頃には嵐とももクロしか聴いていなかった小僧がここまで幅を広げられているのだから、大したもんだと思う。
ジャニーズもアイドルも押さえつつ、トラックやアンビエントなど未開の地にも足を踏み入れられたら理想である。
とりあえず1/30にフレシノとAマッソの2マン(?)に行くので、フレシノもAマッソもしっかり勉強していきたい。
以上、自己満ランキングでした!
2018 1位 アイデア / 星野源
2019 1位 ちがうの / 私立恵比寿中学
2020 (卒論で忙しくて決められず)
2021 1位 Cats & Dogs (feat.カネコアヤノ) / KID FRESINO
脳内の引き出しが足りないので外付け脳みそとして活用しています。