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日本語教師養成講座のCertificate取得

去年の2月から6月くらいにかけて、オンラインでコースを受講して日本語教師養成講座のcertificateを取得した。
イギリスの教育機関で発行するCertificateだから、日本で資格認定される日本語教育能力検定試験とは違うし、同じく420時間受講には足らなさそう。しかも日本語教師資格って今年の4月から国家資格になるんだっけか…。
Certificateは「単一科目の履修や基礎的な知識・スキルを学んだという修了証」「学位を伴わない履修証明書」的な意味なようで。

①家事育児以外に何か自分のことが欲しかった
②もし義母ンヌが身体壊したりして、夫の地元に引っ越す等になった場合、手に職となるかも
③子供の中国語教育で苦労してるから、外国語を教えるスキルはプラスになるかも
と思って受けてみた。
受講料も夫が払ってくださり…あざす!

下の子がまだ保育園行ってなかったから、授業ある日はその時間の前に昼寝させて、寝てる間に授業を受けるというスタイルで。(1歳前半だったから、なせたワザ。)
たまに昼寝してくれなくて子供同席で受けさせてもらったり、先生たちの優しさに助けられた。
授業受けるのは、なんか久しぶりに知的好奇心がくすぐられてすごい面白かった。
けど、課題提出や教育実習の準備が佳境を迎えると、子供の寝てる時間は全部机に向かうみたいな感じになり、なかなか大変だった。
夫に「自分でやるって決めたんでしょ」と言われ、その通りです…。
子育てしながら修士・博士号とやってる友人いるけど、すごすぎだろ…。

教育実習も頑張った。最初めっちゃ緊張したけど。生徒さんのフィードバックのコメントがすごく嬉しかったの覚えてる。
Certificateを無事に取得できてよかった。。
でもネイティブだろうが、日本語となりを理解して説明するのは全然別物だとわかったし、わからないことだらけ。スタート地点に立ったかな?ぐらい。どんな仕事も場数を踏んで経験で蓄積して、同時に勉強もしないと、自分の血肉にはならないんだろうな。

今もそのコース受講したご縁で、週末に子ども向け日本語教室の先生アシスタントとしてボランティアさせていただいている。息子と同じような、イギリス現地校に通う主に日本にルーツのある子たちが勉強してる、主に年齢低めのクラスの補助。

ある先生の「親の意向で来てる子が多いからね、ちゃんと来てることには子供といえども、私は敬意を払ってるよ」という言葉に、確かにそうだよなぁと。こっちで学校行って、どんどん友達中心の生活になっていって、周りの世界が英語だらけになる中で、頑張って日本語で読み書き覚えてて、偉いよ。本当に。
聞き取りは完璧だけど、初めは絶対に英語しか発さない子とかもいて、その子が何か日本語を発話したときとか、グッとくるものがある。マジで頑張ってるよ…!!そしてそれを見て、我が子も親の都合で中国語やらされ頑張ってんだよな…としんみりしたり。先生たちもエネルギーほとばしる子どもたち統制して、楽しく授業を組み立てて、やっぱプロ。保育園とか小学校の先生も見てて思うけど、子供の教育ってすごいエネルギーのいる仕事だよな。

読み・書き・聞く・話す・読解・意見を述べる・とか、日本語ひとつ取っても、みんな得意不得意はそれぞれだな〜と。言語習得ってなかなか広範囲な勉強。

日本語教室のおかげで、誰かの妻、誰かのママという肩書きじゃなくて、自分単体で社会との繋がりを持てるのも、とても大きい。
先生方と敬語でお話ししたりするのも、日本で仕事復帰するためのリハビリになっているような。
休職して帯同中に、なんかひとつこれはやったぞというのができて、挑戦して良かったなと思う。

一瞬、イギリスせっかくいるし、このままCELTAにも挑戦しちゃおうかな?と思ったが、使うかわからない資格にそんなにお金と時間を今かける必要あるのか…と思ってやめた。中国が想定なら、ネイティブじゃない日本人の英語教師とか需要なさそうだし。今は色々オンラインプラットフォームでも日本語教師のチャンスがあるみたいだし、マジで仕事が嫌になったり、何かの都合で仕事辞めることになった時、私は日本語教師やってみようと思えるベースが出来たのは、なんかちょっと心のゆとりにつながるかも。日本語教師も市場競争がかなり激しそうだけれども…。