『麻雀はクソゲー』発言に対して思うこと

麻雀界隈でしばしば耳にするこのセリフ。

『所詮、麻雀なんてクソゲーだからさ』

同じ麻雀打ちとして、とてつもなく残念な一言。
不運があったのだろうし気持ちはわかるんだけど、ゲーム自体のせいにしていてはその先はない。大抵、『最後は確率に収束するからさ』とか冷めたセリフを付け加える。まさに『それを言っちゃあ、お終いよ』である。

さらに残念なのは、初心者が言うならまだしも、けっこうなベテランや、麻雀業界関係者にも相当数いること。


これに対する僕の見解は、

『とにかくイケてない』

思うところは色々あるけど、これに尽きる。

かくいう自分は勝ち組というほどのウデも無いし、単なる麻雀愛好家の1人ですが、麻雀に取り組むことによって明らかに人間的に成長できたし、深みも出たと思う。

“リスクをとって前に出る”
とか
“臨機応変さが何より大事”
とか
“真面目一辺倒は通用しなくて、遊び心が大事”
とか

一般社会で生き抜いてくための本当に大切な要素を教えてくれたのが麻雀なのです。そんな麻雀に対して、『クソゲー』なんて絶対に言わないし、思うはずもない。

また、賭博でも競技でもフィールドはどこであれ、懸命に取り組むのが大事で、懸命に取り組んだ人はその人なりの哲学とか価値観を確立してるように思います。(これはどの業界でも同じことかな?)

一流の打ち手の哲学は聞いてるだけで、『しびれる〜っ!!!』ってなりますね。そこに辿り着くには計り知れない努力や困難があったはず。

どうせ麻雀やるなら、『麻雀はクソゲー』なんてクソダサいこと言うのはやめて、いくら負けても『おれの人生の師匠は麻雀だ』くらいの粋な発言ぶちかますべし!!!

まだまだ社会的な地位が低くイメージも悪い麻雀ですが、

『麻雀やってるやつはイケてるね。やっぱひと味違うわ。』

なんて業界外の人から言われる時代が来て欲しいと切に願う2022年の年末なのでした。

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