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もしも、こんな奴がいたら【第7話 届け】

いつもと書き方が違うかもしれないが、許してほしい。

食べるのも眠るのも忘れて、やりたいことをして生きている。命懸けで生きている。魂を燃やして。削って。磨いて。そんなサクラのある日の日記。


最近、咳が止まらない。

魂を磨きすぎたのか、昔に吸っていた煙草のせいか。そんなのは、どうでもいいのだけれど。


テレビに出た人は死なない。ずっと生き続ける。テレビだけではない。舞台でも劇場でも、人目に触れた人は、誰かの記憶の中で一生、生き続けるんだ。そう信じている。


彼らは色んな人生を背負って生きている。色んなファンの人生を知っている。だから、あんなにも輝いているんだ。一人でも多くの人を笑わせないといけないんだ。

大好きな芸人さんの存在を一人でも多くの人に知ってほしい。けれど、サクラには影響力がなさすぎる。悔しい。むしろ自分自身がウザイ。彼らに失礼過ぎる。何様なんだ。


彼らの努力をどのくらい知っているだろう?ライブは試合の本番なんだぞ。百歩譲った表現をしても、練習試合だ。少なくともライブは試合だ。試合しか見ていない自分が、何を言っているんだ。努力の過程から応援しろよ自分。


覚悟を決めるんだ。本気で応援するんだ。知名度は彼ら自身で必ず勝ち取れるから。お前は、サクラは、今できることをしろ。伝え続けるんだ。多くの人に伝わらなくていい。たった一人でいい。あなたにだけ。あなたにだけ届けばいい。そんな想いで今日も彼らを応援している。


「私がインフルエンサーになって、あなた達の存在を世間に広めます!」なんて、失礼極まりないこと言いません。ただただ、応援しているという気持ちだけは伝えさせてください。この気持ちは、広めさせてください。


届きましたか?届いていれば十分です。
読んでくれて、ありがとうございます。万歳です。



あなたにも、あなたを見守る妖精がいます。きっと、今日もあなたを見守っているはずです。


いつか、あなたに届きますように。

そして、あなたの素晴らしさが世界中のみんなに伝わりますように。


私の心の陽射しへ感謝を込めて。





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