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きつい喪服。



ゆるゆるだったお洋服が
ピチピチになっていた。

とても不謹慎だけど
そのお洋服とは「喪服」のことだ。

あんなにゆるゆるだったのに...

昨日は家族みんなが
とにかくとてもお世話になった人のお通夜だった。

お子さんが4人もいて
まだまだこれからたくさん叶えたいこともあっただろうにと思うと、切なくて涙が溢れた。

早すぎる死だった。

一番上の子が、うちの息子と同級生で
幼稚園の頃からの付き合い。
お互いサッカーをやっていて、娘たちが小さかったわたしの代わりに送迎も毎日のようにしてくれた。

息子が、高校を辞める時も
息子を連れ出してふたりで話もしてくれた。

頭ごなしで物を言う人ではなく
分かりやすく説明をし諭してくれる人だった。

だから、息子も実の親のわたしたちよりもいちばん信頼をしていたおじさんだった。

式の最中も
昔のことが走馬灯のように
駆け巡る。

いろんなことがあったけど
暑い日も寒い日も雨の日も風が強い日も。

親子みんなで切磋琢磨した日々は
良き思い出です。

みんなで我が子を応援したっけ。
試合が終わった度に反省会と称して
一緒に笑って怒って、共に酔いましたね。

喪服がキツいなんて、、、

笑っちゃうよねぇTさん。

ほんとうに
ほんとうにお世話になりました。

こんなことになるなんて思わないから
お礼をしっかり伝えていないことだけが
悔やまれます。

ご冥福をお祈りいたします。
来月落ち着いたら、息子も墓前に
会いに行くそうです。

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