マイノリティを気取るな

どんな集団でも環境でも、1歩遅れて俯瞰してしまう癖がある。中学生の頃は脳死で大好きなヤツに大好きって言えたみたいに、衝動で生きてた時代もあった。今の俺はどうもそんなヤツらを見て鼻で笑っちゃう癖があるらしい。
俺は色んなサブカルチャーに触れたことがある人種だと思う。「サブカルチャー」という単語自体が、もう気取ってますよね。なんやねんサブて。この言葉はあまり好きではないんですけど、まあそれは置いといて。小学校の頃はゆっくり実況見て寒いネタを誰かと共有したいクソガキだったし、中学の頃はボカロ聞いてアニメ見て感動して泣いて、昔の2chのスレ見てゲラゲラ笑ってました。高校の頃からロキノン系以外の音楽もちゃんと聴き始めたんですけど、そのぐらいですかね。「エモい」って言葉が流行りだしたのは。もうみんなすぐエモいエモい言うし、なんなん。連発されるとイエモンが頭によぎるのでやめて欲しい。そんなヤツらとか、すぐ○○に似てる!とかポスト○○とか言うヤツ、そいつらに俺は辟易していた。自分の知識の薄さを自慢して何がいいんだと思ってた。過去形にしてるけど今もたまに思う。アニメオタク共は使い古された画像だけでしか喋らないし、ありふれたアニメの切り抜きを流用してフォロワー増やしたり。
自分がめっちゃ考えてる人間、最先端、なんて事は思わないけど、今の世界には思考停止してる人間がいっぱいいて、そいつらの目を覚ます方法をひたすら考えてる。でもその一方で、前述した文のように「世界」とか言ったり、最近の口癖なんだけど人間が〜とか言って自分をすぐ大衆から切り離す事に苛立つのも飽きてきたんだよな。俺だって小学校の頃はなんも考えずに嫌いな奴の椅子の上に画鋲置いてたのにな。20年後このnoteを見たら若いな〜とか思っちゃうかもしんないし、それまで生きてるか知らんけど。これって所謂、俺は他の人間とは違うぜ〜って奴に陥ってるんですかね。まあでも、そこで自己嫌悪が発生してるからママは多分許してくれると思う。ミーハー嫌いだけど、見下してはない筈、多分。だって俺はミーハーにはなれないし。割と全てに言えることだけど、自己乖離によるジレンマに苦しんでる奴に救いの言葉を述べるとしたら、その自己嫌悪こそが貴方を人間たらしめる理由とかくせ〜こと吐くと思う。自覚することで、マシになる。それで充分なのではと。なので、俺が自分のこと大好きになっちゃってマイノリティを気取るようになったら、鈍器で殴りに来て下さい。そういう話。

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