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ATEEZが凄い!

キングダムも見ずMAMAも年末歌謡祭も推しグループしかチェックしてなかったKポ歴1年ライト層の自分が、2022年年明け早々突如ATEEZ沼に落ちてしまった

待って、このグループ凄くない!!?!!?!?!

きっかけは、YouTubeを見ていたらたまたま再生されたこの曲...
(見ていたのは関係ないガールグループの動画だし新曲でもないのになぜ突然再生されたかは謎。運命、、、?)

「なんか違うやつ流れ始めたな、戻さなきゃ」とそそくさとリモコンを取ろうとしたその時、

""""ズーン"""""

えっ?!??!?!!これ神曲では!?!!?!(冒頭1秒の確信)

さらにそこからのジェットコースターのように緩急のあるドラマチックなメロディ展開と感情を掻き立てるビート、「見えているのか 熱い眼差しと歓声の渦が世界鳴り響かせる」(※日本語版歌詞より)といった叙事詩のような歌詞、パフォーマンスから溢れ出る熱情に吸い込まれ、しかも出たのが2020年1月という事実に「なんで今まで教えてくれなかったの世界!?💢」と逆ギレ、とりあえず曲が神すぎるので作曲家から探そう!→このグループの曲ほとんど同じ人(EDENさんという天才作曲家)が作ってる!?!?全部いいに決まってるじゃん!!→アルバム通しで聞く→全部いい!!→動画を真面目に漁り始める→曲だけじゃなくパフォーマンス凄すぎん!?!?

と、まさに一瞬で沼ってしまった(ここまで一息)
魅了されたポイントを具体的に挙げてみたい

①絵画的で詩的な振付

ストーリー性があり、まるで演劇やインスタレーションのような芸術的振付が曲と一体になって感情を揺さぶる
(以下画像4枚はSTUDIO CHOOMのAnswerパフォーマンスより)


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まさに燃え上がる炎

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荒々しく波打つ海を絵画的に表現

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閉ざされていた目を開き世界に対峙するかのような詩的な画

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「燃え上がる眼差し」の場面でまさに眼差しを刻印させる素晴らしい振付(Answerの中で一番印象的だった)

しかも…最初に見たAnswerだけがたまたま良くできているのではなく、この表現力をデビューから一貫してグループの"色"として持っていたのだ…!
特に好きなのが初期のAURORA

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オーロラの刹那的でありながら恍惚としたきらめきをこれほどにも美しく叙景的に表現した作品が他にあるだろうか…
(そして曲も歌詞も詩的。野外撮影のMVは息をのむ美しさだしもっと再生回数多くてもいい…)

激しいナンバーの中でも特に激情的なパフォーマンスが印象的なHALA HALAの最後は自分の首を捻って(!)死ぬ振付なのだが、まさに激しい踊りで力を使い果たして倒れたかのような迫力に圧倒される


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②魂の表現力

楽曲や振付がとんなに素晴らしくても、表現者が平坦で機械的にこなしては見る者に伝わらない
ATEEZのパフォーマンスからほとばしる激情、詩情を感じられるのは、"平坦で機械的"の対極をいく表現者達が集まっているからだろう
楽曲や振付の制作者も、表現する者も魂を削り込んで作り出した作品だから響くのだと思う

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…タダモンじゃねえ

あなたがその震える手で支えているのは心臓ですか、注いでいるのは魂ですか。

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世界は自分のものだと言わんばかりの不敵な微笑みが秀逸
(以上STUDIO CHOOM Answer)


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炎を表現したサビの振付では自分の頭を叩き割るかのような阿修羅の表情
(STUDIO CHOOM Fireworks)

壮大で激情的な上記の曲に対し、INCEPTIONやDeja Vuは抑制的で大人っぽい曲だが、これまた切なさや官能性の表現、特に繊細な表情や細部にまで神経を巡らせた動きが素晴らしく、見る者を没入させる

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ここの手から電流が流れて気絶しそうな感じとか…

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ここの顔を上げた時の眼差しの強さとか…

どのステージも最初から最後まで毎秒間、エネルギーがみなぎっている
KPOP界に足を踏み入れてから格好いい美しいパフォーマンスはいくつも見たけど、毎曲口をあんぐり開けて見入ってしまうほど熱情に圧倒されたのは初めてです

とにかくパフォーマンスが凄いから、カバーステージも見応えがある。「不朽の名曲」なる番組のステージは必見。まるで自分達の曲みたいに過去の名曲にエネルギーを注ぎ込み、オリジナルな舞台を作っている!

いや〜エンタメっていいよね!

③ドラマチックでエモい楽曲

WONDERLANDのようなダークな曲からWAVEやEternal Sunshineのような明るく爽やかな曲、Deja Vuのような官能的な曲、そしてTurbulenceのようなしっとりと感性的な曲までジャンルは様々だが、共通するのは"ドラマチックな展開"と"エモさ"かと思う。そして、どの曲もかなり聴きやすい!
(自分は好きなアーティストでも曲の好き嫌いが割とあるため毎回プレイリストを作るのだが、ATEEZのプレイリストはほぼ全曲が入った)

アルバム収録曲を含め好きな曲は山程あるのだが一部だけ例を挙げたい

・多彩で緩急のある曲展開。例えばHALA HALAの幻想的で儚いイントロから段々荒くなる息遣い、そして熱気が昇華したような甘い間奏を挟んでまた一気にクライマックスに至るジェットコースター展開が何度聴いても飽きない

・壮大で叙事詩的な歌詞(特にTreasureシリーズ)。例えばWONDERLANDの「描いていた場所がここにある限り 例え, Oh 戻れないとしても Oh, we must going on」(※日本語版歌詞より)の下りで映画「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」の黒門の戦いの場面を連想した人は多いのでは

・One Day At A Time、Dancing Like Butterfly Wings、FEVER、Be With Youなどなどアルバム収録曲にもメロディアスでエモい曲がいっぱい。爽やかな曲も底抜けに明るいのではなく、どこか刹那的で切ないメロディがエモい

・日本語オリジナル曲のDreamersとBlue Summerが、きらきらした青春をギュッと凝縮したような珠玉の名曲。仮に国内有名グループが出していたら大ヒットしてそこら中でかかっている気しかしない…!

・AURORAの歌詞(検索してください!)

作詞作曲を一貫して担当しているEDENARYとホンジュン、マジ天才!!

その他

・過去のディスコグラフィが、Treasureシリーズ、Feverシリーズときれいにまとまっており把握しやすいのが新規には嬉しい点

・個々のメンバーがそれはそれは魅力溢れ、各種コンテンツで見せるアイドル性がこれまた沼に引きずり込んでくるのだが、長くなりすぎるのでここでは触れなかった(仮にアイドル的魅力がなくても楽曲とパフォーマンスだけで十分ハマれる!)

・ATEEZの特徴として真っ先に挙げられる作り込まれた世界観も、まだよくわかってない所もあり触れなかった(世界観が1ミリもわかってなくても十分ハマれる!)

まとめると、一つ一つの作品とステージに注ぐ情熱とエネルギー、それを支えるスキル、そして社内一貫制作ならではのアイデンティティのはっきりした楽曲・振付のクオリティが凄い!


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