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MOLTSで過ごした日々のこと。あるいは退職エントリ。

「何を迷う必要がある」
「何も言わず、聞かず来いよ」

思えばこのセリフが、MOLTSへ入社する最後の決め手でした。


あれから1年2ヶ月。
この度8月末をもって、MOLTSを退職することに。

ここ最近は、五反田のオフィスへ向かうこの景色もあとちょっとかーなんて思いながら、少々センチメンタルな気持ちで電車に揺られています。

これまでも何度か転職を経験してきたはずなのに、こんな気持ちは初めてで。それだけMOLTSで過ごした日々は大きかったんだろうなと思います。

“こんな気持ち”の正体は一体なんなのだろうと考えてみるのですが、答えはさっぱりわかりません。ただひとつ言えるのは、私はMOLTSのメンバーがバカみたいに大好きなんだということ。幼稚に思われるかもしれないし自分でもそう思うけれど、それに尽きると思っています。

入社したときのこと

(ダサダサ…)

きっかけは
「モハー!(私のニックネーム)そういえば、そろそろうちの会社にジョインしなよ!」
という、代表そめひこからの軽すぎるメッセージでした。

そめひことは大学の同期で10年来の友人。

もっと言うと元彼でもあり、そのことに対して周りからは、呆れられたり、めちゃくちゃかよ!と失笑されたり、モハらしいわ、なんて言われたりしました。(当時「お前の嫁さんどうかしてる」と憐れまれながらも不機嫌な顔一つせず「まぁ好きにやんなよ」って背中を押してくれた元旦那はとっても心が広い。すごくすごーく感謝している。…あ、脱線失礼。)

友人からの誘いは純粋に嬉しかったけれど、会社のHPを見てわかったのは、どう考えてもわたしじゃないってこと(コンサルティング?オウンドメディアマーケティング?その意味すらわからなかった)。だから飛び込んでみたい気持ちはあれど、ぐるぐる悩みました。あー、わたしときたら30にもなってトンチンカンな選択をしそうになっている…と。

で、最終何でジョインを決めたかというと、それが冒頭のセリフです。

「何を迷う必要がある」
「何も言わず、聞かず来いよ」

やっていける自信なんて1ミリもなかったけど(そもそもポジションすら聞かされていなかったから自信以前の問題かもだけど)、それでもそめひことならこの選択を絶対正解にできると思ったし、むしろ間違いでもいっか!と思っていた気もします。

MOLTSでの仕事

(ブレブレ…)

蓋を開けてみたら私のポジションはバックオフィスでした。経理、人事・労務に総務…全てが初めての経験。

入社後初のお仕事は自身の入社手続きでした。えっ、自分で入社手続きをするの?というのが正直な気持ちでしたが、でもまぁやるしかない。とりあえず右も左もわからないので「どうやってやればいいの?」と聞くと、こう返ってきました。

「俺もわからないから、それも含めて自分で作って」

まじですか……。衝撃だったのと同時に、この瞬間にこの先の全てを悟ったのを覚えています。そうか、やり方も含めて自分でどんどん作っていかないと進まないのねひぇー!ということを。

その後は、オフィス移転、就業規則や社内規定の策定、勤怠システムの導入、ホールディングス化の手続きなど、このタイミングでしか経験できないことをたくさんさせてもらいました。

中でも印象に残っているのは、採用サポートに関わらせてもらったこと。〇〇人採用しました!みたいな実績云々ということではなくて(もちろん採用に繋がったときはとても嬉しかった)、採用って人との対話なんだなーとか、経営戦略あっての採用であることとか、そういうことを体感できたのが財産だと思っています。

例えば蛇口をひねれば水が出るけれども、そういう当たり前だと思っていたことが、実は当たり前ではないことに気づけたのもとても大きいです。

そめひこのことを少し

(わちゃわちゃ)

誤解を恐れずに言うならば、わたしはMOLTSの事業内容みたいなものには未だにあまり興味がありません。そめひこがすべてのモチベーションでした。例えるなら“子どもがお母さんに褒められたくて頑張る気持ち”それに似ています。

どういうわけか、わたしはそめひこに対して圧倒的な信頼があって、これはもう感覚でしかないんですが。奴がおもしれーっていうなら、わからんけどなんかおもしれーんだろうなと思うし、だからそこに集まる仲間たちのことも自ずと大好きになってしまう。そしてまた彼らがおもしろい!と感じるもののことも知りたくなる…(うーん、うまく伝わっているかな…)。とにかくそんな連鎖で今日まできました。

そめひことは友人関係が長いだけに、仕事上の距離感を難しく感じることも正直あったし、言い合ってしまったことも多々あったけど(くしゃくしゃに丸めてゴミ箱にぽいしてやりたい!と何度思ったか知れないし、特に「おまえとのコミュニケーションはコストでしかない」と言われた日には、踏み潰してやろうかと思った)、でも今となっては、妥協一切なくシビアな関係でいれたことをとても有り難く思っています。

ありがとうの気持ち

(くしゃくしゃ)

あばよ!って感じで退職するのがわたしらしいかな、と思ったりもしたのだですが、やっぱりこればかりは、みんなへの感謝の気持ちとして、そして自分の区切りとして残しておくことにしました。

卒業(退職)したメンバーも含め、わたしはMOLTSのメンバーがとってもとっても大好き。そしてとってもとっても愛しています。


最後になりましたが、MOLTSメンバーはじめ、MOLTSを通じて知り合ったみなさまに心より感謝します。いろんな仕事を経験させてもらったわけですが、わたし一人でやれたことなど何一つなくて、社内外問わず本当にたくさんの人たちに助けてもらって、どれもそのサポートあってこそです。本当にありがとうごさいました!!

残りの期間も、それから退職後も引き続きよろしくお願いします。


※来月以降は「子ども・子育て系」の業界にてあたらしく頑張るつもりです。 こちらに関してはまた別の形でご報告させてください。

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