手のリハビリ②

 手のリハビリは、細かい動きを繰り返し行うことから始まりました。麻痺は脳から動かす箇所に対する指示機能が上手くなされないということなので、検査は、親指と各指の腹部分がきちんと付けられるかということから始まりました。
 ぎこちないですが、何とか出来る状態でした。

  病院でのリハビリは、日常生活に戻るためのリハビリなので、最初は高度なことをやる訳ではありません。例えば色分けされたピンをボードの穴に次々と刺していったり、畳まれたタオルを手のひらで押さえながら、前後に動かしたりしてました。動作は同じで、ピンの大きさや穴が小さくなったりすることで難易度が上がるという感じでした。

  何をやって回復したのか?
 
 特徴的だったのが、ラップの芯を使って肩の動きの訓練をしたこと。その時に使っていたラップは捨てずに取ってありますが、市販の45cmラップの芯です。ラミネートされたテキストもあったので、かなり一般的になっていたかと思います。
 
 これも良かったのですが、実は、リハビリセンターに転院した時に作業療法士さんに勧められた
リハビリが効果的だったようです。

  実はこれが最初に入院したところでは、出来ませんでした。

それでは答えです。

単純なのですが、入浴時以外も左手をお湯で温めて、動かすこと。

 最初の病院では、水道では高温のお湯しか出ず、患者は使用禁止みたいな状況だったので、出来なかったのです。

 リハビリって難しいことをやるのではなく、継続しなければならないから、大変なのだと実感させられました。
 
 手のリハビリで効果的なのは、電流流して、細かい動きをやることなんだろうなぁ…と思ったのは、同室の患者さんが、電流流す治療して、ガンプラ作ってたのを見てたからです。(私は頭が疲れるから、ガンプラは無理だったでしょうけど)

  頭が疲れる?

  脳出血だから、疲れる?

 リハビリは手足だけではないのです。

 脳のリハビリ、かなり重要です。

続きは次回。

 

 




 


 


 

 
 
 

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