英語学習コンサルティングサービス「STRAIL」を受けてみて

昨年末から3か月間、英語学習コンサルティングサービス「STRAIL」を受講した。
以前にも書いたが、これまでECCやオンライン英会話など色々な英会話ツールを試してみたが成長を実感できない俺にとっては藁にもすがる思いで申し込んだ。今回は実際に3か月間サービスを受けてみての感想などをまとめてみたので受講を考えている人などは参考にしていただければと思う。尚、当該企業と利益相反関係はないので忖度ない意見を書いている。


〜実際にどんなサービスなの?〜


実際にどんなことを行ったかというと、こちらも以前の記事に詳しいが最初のコンサルティングで簡単な聞き取りテストなどを行った結果、自分が現状どの段階にいるのか、どの能力を伸ばしていけばいいのかを突き付けられる。その後具体的な課題を提示されてあとは自分で取り組む。1週間後に再びコンサルティングを行い、課題の取り組みのチェックや次の課題などを確認する。この流れを3か月間続けるという非常にシンプルなサービスだった。
課題も本当にシンプルで「単語の暗記」、「文法の復習」、「簡単な文章のディクテーション」、「やや長文の読解・シャドーイング」をひたすら繰り返す。ただ毎日の学習量はそれなりに求められる。とくに単語は量が多く、時間を捻出するのが大変だった。単語を覚えるためだけに机に向かうのはなかなかしんどかったので俺の場合は筋トレの休憩時間を有効活用してなんとか時間を捻出した。それ以外の課題は毎日30~40分ほどまとまった時間を作り、何とかこなした。

〜どんな人に向いている?向いていない?〜


3ヶ月の受講期間のうち、初めの2ヶ月は規則的な生活をしていたので順調に課題をこなしていた。しかし、最後の1ヶ月ほどは引っ越しやら海外旅行やらで不規則な生活が続いていたので毎日こなすのが大変だった。飛行機などの移動時間などを利用して何とか時間を捻出した。毎週のコンサルティングで課題のチェックが行われなければ最後の1ヶ月は全く英語に触れなかったであろうことを考えるとこうしたサービスはありがたかった。なのでなかなか自分で計画を立てて勉強をできない人や人から尻を叩かれないと取り組めない人にとっては良いサービスだと思う。また、毎週のコンサルティングでは課題のチェックだけでなくシャドーイングを実際に行って発音の間違いやよりネイティブに近い発音をするにはどこを意識したら良いかなどのフィードバックもしてくれるのは個人レッスンならではだ。講師も日本人なので説明もわかりやすいし質問もしやすい。
ただ毎週のコンサルティングは1時間ほどなのだが曜日と時間は基本的に固定制となっている。時間変更も相談の上可能だが月1回まで変更可能となっている。とはいえ、講師も数人の生徒を受け持っているため時間を変更したい場合も融通が効かない場合も多い。特に土日などは人気の時間帯のため振替がしづらいなどのデメリットもある。なので不規則な仕事をしている人などにはあまり向かないサービスだろう。

〜英語力はどれほど成長したのか?〜


では3ヶ月の受講を通じてどれほど英語力は成長したのか?英語力を測定するために受講前と受講後にVersantというテストを受けた。(受験料はサービス受講代に含まれている。)サービスを受ける前のVersantスコアは40でランクはA2だった。これはどのくらいのスコアかというと、スピーキング初心者レベル(20〜46点)に相当する。そして3ヶ月後受けたVersantのスコアは47点でなんとか初心者レベルを脱し、ビジネスで英語を使用できる目安と言われている47点に到達した。項目を詳しく見てみると発音(Pronunciation)以外はどれも満遍なく伸びている。3ヶ月でこれだけ伸びたのだからやはりある程度効果は期待できるのではないだろうか。肌感覚としても受講前と比較して英語が聞き取りやすくなったように感じる。ただ、スピーキングの点ではversantスコアが示す通りまだまだなのでインプットした単語や文法をアウトプットする瞬発力を向上させることがこれからの課題だと感じる。

STRAIL受講前のVersantスコア


STRAIL受講後のVersantスコア


〜とにかく正しい方法で努力を!〜


今回STRAILを受講により、今まで独自に取り組んでいたオンライン英会話や英語ラジオの流し聞きとはと全く異なる勉強法に出会った。こんなので本当に英語力がつくのかと半信半疑だったが次第に少しずつ聞き取り能力は上がったことを実感できた。やはり正しい方法で努力を積み重ねることが大事だと再確認した。そしてこうした英語コンサルティングサービスは正しい方法での努力の継続をサポートしてくれる良いサービスだと思う。受講料などはそれなりにするが一生使えるノウハウを提供してくれるので価格相応の価値はあると感じる。英語力を伸ばしたいと考えている人はぜひ検討されてみてはいかがだろうか。




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