頭文字A~リアタイ最強理論~ Act.1
~prologue~
群馬エリア最強公式クラン(笑)を自称する"赤城レッドサンズ"。そのNo.2として名を轟かせているラインドライブ使いの高橋啓介は、次の制圧ターゲットである秋名の山で野良ルーム戦に励んでいた。
連戦連勝を重ねていた啓介だったが、終わり際に現れたAランク混じりのオーダーに敗北を喫する。それは伝説のプロスピプレイヤーであるカステラ屋"スピ原文太"…ではなく、その息子"スピ原拓海"であった。
「悪い夢でも見たに違いない…」
そう言い聞かせつつ立ち直った啓介は、今宵