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バヴァロアのハードルは越えられたのか?

母がつくってくれたバヴァロアはババロアって感じで(ニュアンスわかってほしい)ミルクって言うより牛乳、卵感もなかったような記憶です。あれは本当にバヴァロアだったのだろうか。←そこかい!

大人になってから何度も作っていますが、大概は2層に分かれて微妙な仕上がりになってしまい、バヴァロア好きな夫から「ババロア〜ババロア〜作ってババロア〜」と懇願されてもスルー、挙句夫が自分で作るという、おまけに私よりうまく作りやが、、、そんなお菓子でした。

メンバーからのリクエストに応え、紅茶を加えたバヴァロアのレシピで丁寧に作ってみます!

大事なポイントがあるんですよ多分。

《ミルクティのババロア》材料とレシピ(18㎝リング型)

・牛乳………400cc
・紅茶.........大3
・ゼラチン.........大1
・卵黄.........3個
・グラニュー糖.........100g
・生クリーム.........200cc
・サラダ油.........少々
(コアントロー、ミントの葉)

材料だけでもリッチだ。

①ゼラチン+水 ふやかしておく。

②型に薄くサラダ油を塗る。

型から外すために塗るっていうけど、塗ってもなかなか外れない。水に潜らせておくのとどっちがいいのかな。

鍋とボールとザル!これはやりくりして使うので、手順を考えておこう。

③まずは鍋でミルクティーを作る。牛乳+紅茶、煮出して濃いめに。ザルか晒しで漉す。ティーバッグを使えばこさなくていい。そして粗熱を取っておく。

④ボールに卵黄+グラニュー糖。白くなるまで泡立てる。そこへミルクティーを加える。

卵と砂糖はすぐ混ぜないとダマになる。よーくグルグルして白くもったりするまで混ぜる。ミルクティーを入れたらなんて甘くていい香り〜。♡ミルク♡砂糖♡卵黄♡がいまひとつに〜。

⑤鍋にうつし、中火にかける。

先の平たい木べらがいい。鍋底を擦るように全体をゆっくりとかき混ぜながら、卵に火を入れてとろみをつけていく。カスタードクリームと違うのは小麦粉が入らないこと。だから時間がかかるし、緩いとろみ。木べらを動かして軽く線ができるくらいまで。これは、クレーム・アングレーズ(Crème anglaise)といいます。

⑥火からおろしてゼラチンを加え、よく溶かす。

⑦ザルで漉す。

ゼラチンが入ったので、冷やせば固まってしまう。でもこれで終わらないのがバヴァロア。

⑧氷水にあて、絶えずかき混ぜて粗熱をとる。コアントロー、バニラエッセンス等のフレーバーをこの辺で投入。

氷水、保冷剤、氷に塩、あらゆるものを動員して冷やせ!辛抱強く冷やし続けろ!ここでゼラチンが冷えてとろみがしっかりしてくる。木べらで擦って鍋底が見えるくらいに。

⑨生クリームを8分立てにする。

方や氷水で冷やしながら、方や泡立て、と二人でやれたら楽だね。娘よー!手伝っておくれー。私が使ってきたプロのレシピだと、角が立つまでしっかりと立てるとあるのだが、これが2層になる原因かもしれぬ。大事なのはクレームアングレーズと生クリームが同じ固さであること。生クリームを泡立てすぎると軽くて分離するし、クレームアングレーズが緩いと重さで沈む。

⑩2人のランデヴー♡

生クリームはひとすくい、しっかりと混ぜる。残りを入れたら底から掬うように優しく混ぜて泡を潰さないようにね。あとで喧嘩別れしないようにダマを残さず丁寧に混ぜましょ。

⑪型に入れ、軽く落として空気を抜き、冷蔵庫で冷やし固める。

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⑫型から外してお皿に飾り付けましょー。

は、ず、れ、な、い!外れない!指で押しても楊枝で刺しても外れない。お湯に軽くつけたら溶けすぎた。。。フィニッシュで、こんなところに難所が。濡れ布巾をチンして外側からじんわり温めると良い、とあとからググって知る。やっぱり優しさなんだよねー。お湯にどぼんじゃダメなのよ。
溶けたらまた固めればいいの。崩れててもボナペティ!

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実は私は夫好みのバニラにした(笑)紅茶を抜いただけ。ちょっと砂糖が多いかなー、甘すぎるかなーのレシピだったけど、美味しかった!で、ひっくり返すのは失敗したので、お見せできるのはこれだけ↑バーミキュラのチビ鍋。手のひらほどの。名古屋でだけ売ってます。

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みんなのバヴァロアは素晴らしい。美しい!どうしてこんな難しいお菓子を簡単に作れてしまうの?

そして紅茶味も食べたい。

私も今回は、zoomを通してみんなと一緒に作ったお陰でか、綺麗な断面に仕上がりました。ハードルは超えたのか?、、、、、バヴァロアの型、リング型、いずれお出かけできたら買いましょうっと。

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