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NYダウを考える

昨晩のニューヨークダウは寄付直後に発表されたISM非製造業景況指数の数値が3年ぶりの低水準だったということで売られました(ということになっている)。一時25800ドルを割れるまで下がりましたが、その後値を戻し引けは26201ドルまで戻しています。

状況の確認

ダウは下のトレンドラインを割れた後に大きく戻しました(昨日の記事『アメリカ株急落』をご覧ください)。大きな下髭が出た形となり、ここから反転という見方もできるかもしれませんが、昨日の大きな戻しは、トレンドラインを割れたことによるパニック的な動きだと思います。投資家心理としては、上げか下げかの意見が別れている状態になり一日では収まらない気がしますので、様子見がよさそうです。

チャートで確認

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緑の横線はレンジ、青の横線は現在の価格の位置を表しました。昨晩は下のレンジをわずかに割り込み、戻していることがわかります。筆者は株は需給だと考えているので、ボリンジャーがどうのこうのだとか移動平均乖離がどうのこうのと言うつもりはありません。シンプルに考えて行きたいと思います。

青い線(昨日の終値の値位置)の上と下、どちらが滞在期間が長いでしょうか。見てお分かりのとおり、この持ち合いの中においては、現在の値位置では「含み損を抱えている買い手」が多いという事がわかります。強気になれる状態ではありません。

バイアスがかかるのには注意

投資家は自分のポジションをひいきにします。例えば、買いポジションを持っている人は、twitterなどで買いだというし、売りポジションを持っている人は売りだと言います。このように1つの同じ相場を見る時に、自分のポジションに偏った意見をしてしまいがちなのです。なので、SNSなどを見るときも、自分が買っていれば買いだと言う人が好きになるし、逆であれば逆になります。ですのでご注意を。




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