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“欲望リスト”を作ろう

前回の記事で小田桐あさぎさんの「女子とお金のリアル」をご紹介しましたが、その中に印象的なワークがありました。

それは、“欲望リスト”を作成するというもの。

私たちの心の中には、たくさん欲望があると思います。
そういった欲望を、実際に叶えるために言語化するのです。

著者のあさぎさんは、かつて欲望リストを作ったものの、何から始めればいいのか見当もつかずに放置していたそうです。
ですが不思議なことに、しばらく経って見返してみると、実現しているものも多かったんだとか。

言語化することは、欲望を具現化するためのファーストステップ。
言語化できないようなふわっとした望みは叶わない。
だけど、言語化することで潜在意識にインプットされて、叶えるための行動ができるかもしれない。
……確かに!
と妙に納得して、私もやってみました。

本に載っていたワークシートには、具体的に思いつきやすい6項目が紹介されています。
美容•健康、仕事、人間関係、お金、個人的な夢、物質的なもの。
迷ったら項目を無視しても大丈夫とのこと。

私の場合、いざ書き出そうとするだけで少しわくわくしました。笑
自分の欲望を垂れ流すだけのリストなんて作ったことがなかったので、誰に見られるでもないのに恥ずかしかったりしますが、楽しいんです。

意外だったのが、日々頭の中では欲望が次々出てくるのに、書き出そうとすると思い出せないこと。
ひとまず思いつくものを全部書き出した後は、その都度思い出したものを書き足していきました。

ちなみに、私が最初に欲望リストを作ったのは、おそらく約1ヶ月前。
今どうなっているのかというと……
さっそく1つ叶えたんです!

それは、【よく行くとある場所の近く(自転車で行けるくらい)に住みたい】というもの。

しばらく前から思ってはいたのに、なぜか本当に実現させようとしていなかった。
それは職場や実家から遠くなるからかもしれないし、今の部屋が住み始めてまだ1年ちょっとだからかもしれないけれど、今思えば明確な理由はなかったのかもしれません。

実現に至ったのはきっと、欲望リストに書くことで、自分が本当に望んでいるんだということを再認識したから。

そして、4月末という、引越しシーズンが過ぎてなかなか物件の見つからない時期にも関わらず、部屋探しを始めたのです。

ほどなくして理想的な物件が見つかり、勇気を出してパートナーに相談し、仲介業者に連絡をし、つい先日内見&申し込みをしてきました。

ちなみにその場所というのは、パートナーと共通の趣味に関する場所で、よく2人で訪れます。
その近くに住めるのは2人とも嬉しいし、しかも今より家賃は安く、部屋は広くなるんです。
パートナーもすごく喜んでくれて、むしろなんで実現させようとしていなかったんだろう?とさえ思います。

今は入居が待ち遠しくてたまりません。



実際に欲望リストを作ってみて、プラスの効果がたくさんあるのだと実感しました。

まずは、自分の望みが整理できること。
思いついたことを何でも書いて良いリストではありますが、書いているうちに自分が本当に望んでいるものが明確になってきます。


それから、望みの優先度が見えてくること。
6つのカテゴリーの中でも、どんどんたくさん出てくるものと、出てこないものとあります。

私の場合、物質的なものはめちゃくちゃ出てきたのに、人間関係は一つも出てきませんでした。

元々、周囲の人に恵まれている自覚はあるものの、この作業をしたことで改めてありがたさを実感しました。

そして、めちゃくちゃ出てきた物質的なものに挙がったのは、ほとんどが家電系。
つまり、本当に望んでいるのはモノではなく、モノが生んでくれる時間や余裕ということ。

やっぱり自分は余裕がない中で生活をしているんだということ、そしてそれを最優先でどうにかしたいんだということがよく分かりました。


欲望リストの作成は、ただ単に望みを具現化して潜在意識にインプットすることだけではなく、自分自身の分析にもなります。

誰に見せるでもなし、思いっきり欲望を放出してみませんか?

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