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暗号資産について①(概要)

元々は、サトシ・ナカモトという謎の
日本人🇯🇵が発案したものをアメリカ🇺🇸で
形にしたものが仮想通貨(ビットコイン) 
の始まりです。

値動きが激しくギャンブル的要素もあり、
まだ通貨と呼べる質ではないよね、
ということで2020年に呼称を「暗号資産」 に変更されました。

近年、ある国では法定通貨の一つとして
採用したり、ある国では暗号資産の
取引きを禁止したり、いずれにせよ、
真剣に価値が見直されてきています。

暗号資産のメリットとしては、
主に以下の3つが挙げられます。

①銀行(口座)がいらない。
②世界中どこでも送れる。
③発行上限が決まっている。

日本人はあまり理解しづらいかも
しれませんが、貧しい国では、
銀行口座を持つことがハードルが
高い場合があります。
 
そういった国から他国へ出稼ぎに
行った人々が自国へお金を送金
したい場合、銀行口座がないと
大変です。

暗号資産であれば、スマホで送ること 
ができるため、
中米のエルサルバドルやアフリカの
中央アフリカ共和国などは、
法定通貨にビットコインを追加しました。

また、エルサルバドルはドル(アメリカ)、
中央アフリカ共和国はフラン(フランス)
の支配下にあり、アメリカやフランスに
振り回されたくないという動機もあった
ようです。


また、欧米や中国などは、
暗号資産に対しては、否定的な
見方をしています。

まず、欧米が牛耳っている銀行間の
通信ネットワークSwift(スイフト)(※) 
の存在があります。

暗号資産は、Swiftとは関係なく、
世界中にスマホだけで、送受信する
ことができます。
なので、IMFは、「暗号資産を国の
法定通貨にしないで」と言っています。

また、
中国は人口の多さから、自国内の内需
だけでやっていけるため、暗号資産の 
取引きを完全に禁止しています。  

とはいえ、暗号資産は、権力に依存しない
優れたテクノロジーシステムであり、
さらに、ビットコインは発行上限が決まっ
ていることから長期的には上がり続ける
と言われています。
(ビットコインの発行上限は2100万BTC
で既に9割は発行済み。)

なので、もはや暗号資産は、投機対象
ではなく、これからの時代に不可欠な
実用品と言っていい状況にあると
考えられています。




(※)
銀行におけるSwift(スイフト)とは、世界中の銀行や金融機関が加盟する通信ネットワークで、国際銀行間通信協会(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)の略称です。金融機関が金融取引に関する情報を送受信する際に、世界中の金融機関の決済指示を円滑化するために利用されます。

Swiftは、セキュリティが確保され標準化された信頼できる環境で取引を実行し、高いセキュリティと障害に強いシステムによって金融取引に関する情報を安全かつ標準化された方法で伝達します。世界200か国以上の金融機関を結んでおり、これ抜きには国際的な金融業務が成り立たず、金融機関や金融市場はSwiftへの依存を高めています。

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