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日記 2023/4/10 たぶん透明感


髪を切りに行く時間を1時間間違えていた。ぼんやりとしたミス、ぼんミス。でもスケジュール帳にはたしかに14時と書いてあったしこの前のシフト間違いだって同じ。スケジュール帳にはどっちもしっかり書いてある。ボケっとしてたからではないどうしようもないミス、最近よくみる焦燥感のある夢を思い出す。どちらにせよ取り返しがつかない。現実にしんどみを感じていた十代の頃は楽しい夢ばかりを見て、現実が気楽になってきた二十代の今はいや〜な夢ばかり。嫌な思いを夢で食べきれてんならそれでもまぁまぁ。もう今の美容院には2年近く通っている。「私も間違えちゃったかもしれなくて〜」と言ってくれる担当の美容師さんへの情で引っ越してからも遠くまで通い続ける。情(じょう)ね〜。愛とか恋とか好きという気持ち、これからも一緒にいようと思う気持ち、友だちでいたいと唱える気持ち、これらはみんなそれまでその人にしてもらった「うれしかった」ことの総量で決まるんだろか。足が速いからかっこいい、と思えなくなったように、好意の定義が年齢を増して変わっていく。私の前に積み重ねられたやさしい言葉と思い出。あなたにしかない可笑しさ。こころの尾がいつまでも煌めいて綺麗。好きってなんなのよ。今一緒にいてくれる人たちとってもありがとうの気持ちになってきた。ちょっと面白い。私のグレージュになった金髪がこれから1ヶ月かけてゆっくり戻っていくのをみんな見ていてね。

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