人笑人バンド愛媛大学までの珍道中ツアー3

3日前

待ち合わせ時間と場所についての最終確認をした。佐賀駅の中央改札前でと伝えたが、改札口は1つしかないにもかかわらず、メンバー、バラバラの解釈をしていた。あまりJRを使うことがないからか、すっとんきょんな回答をしていた。なので、メールで一斉ではなく、ここに電話で連絡する事にした。全日程の確認をした。何時に福岡空港に着いて、その後離陸までどこで何をして、松山空港に着いたらどのバスに乗ってホテルに。みんなが一番気になっているのが、ホテルに着いてからの過ごし方。夜7時に着くので食事をどこで取るかということがメインだが、金銭負担もあるのでできればアルコールは無しで食事だけ摂って後で行きたい人、金銭的に負担なく参加できる人だけ2次会に行くということで考えてるということ、次の日は朝9時までには会場に行かないといけないとか、帰りの飛行機(1泊2日なので)に間に合うためには何時にはバスに乗らないといけないとか、福岡空港に到着する時間も考えて、佐賀駅には何時に到着するのかなど急遽整理してみんなに連絡した。メンバーは、ここまで公共交通機関を利用することはなかっただろう人生を送っているので、乗り継ぎ乗り継ぎのイメージがついてないのではと思ったが、とりあえず情報は伝えた。


1日前
特に体調が悪くなったとか、キャンセルを匂わせる連絡はなかった。学校の遠足ではないが一応所持金については連絡を入れた。多く持ってくることはないと思ったが、食事代、お土産代諸々を合わせて、最低でもこれくらいは持ってきて欲しい金額を伝えた。これらは、いつも演奏会に呼んでいただいているときにしていたことなので、特に質問もなくだった。PayPayなどキャッシュレスにしてもらえていたらいろいろと楽だなぁと思ったことはあった。あと、持ってきてもらう最低限のものについても、確認の連絡をした。楽器、楽譜を忘れてきてしまっては困る。アンプが必要なメンバーには楽器一式を1週間前に我々サポート役で確認してきた。譜面台、電源コードなどは忘れてきたら致命傷なので、そこは特に念入りに行った。無事に松山に着けますように。

当日
朝から天気も良く絶好の移動日になった。特に不参加あるいは変更諸々の連絡もなく、待ち合わせの時間は近づいてきた。もしかしたら私が仕事の都合でギリギリになるかもしれないと話していたため、自分が一番ソワソワしていたのかもしれない。必要な準備物は、自宅の玄関にまとめて置くようにして、帰宅後すぐに駅に迎えるようにした。
駅には、13時10分に着いてしまった。もちろん誰もいなかった。当日することは、承諾書にサインと印鑑をもらうことだった。ここまではちゃんと覚えていた。
13時30分になった。しっかりしている。ちゃんと時間通りに来た。サポート役だけ35分になったが、見事時間通りに集まった。まずはJR。チケットを片道分一人ひとりに手渡した。基本終着駅博多までは自分で管理してほしいのだが、どうしても自信がないという人だけ私が預かりますよと伝えた。みんなチケットを自動改札機に通したら私に「くれた」。自信がないということだった。あまり集団行動という見た目にはしたくないので、決して一列では歩かず、なんだか円みたいな感じで一塊で移動した。メンバー唯一の女子は特性上、閉ざされた空間が特に苦手だ。体温調節のこともあるが、これから大の苦手の飛行機に乗る以上、神経を無駄に使わせることはできず、そのための体力温存は必要不可欠だった。だから、これから乗る特急では、立たせるわけにはいかない。自由席車両のため、空いた座席を最低でも1つは確保しないといけない。13時50分発の特急が来てすぐに私が乗り、座席を探した。空席だらけだった。それならメンバーで固まって乗った方がいい。運良く2ブロック空席を確保できた。途中駅でもう一人のサポートメンバーが乗ってくるので、乗車完了の連絡を入れ、ホッとしてしまった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?