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【開催レポート】日本全国チャレコミ化キャラバンin南三陸を開催しました

みなさんこんにちは。チャレコミ事務局です。
今回は2022年4月17日(日)~19日(火)に宮城県南三陸町で開催した「日本全国チャレコミ化キャラバン」の様子をお伝えします。

日本全国チャレコミ化キャラバンとは?

チャレコミでは毎年1回、会員団体の活動エリアに訪問し、以下の3つを目的に年次総会として会員向けの合宿を開催していました。

①会員団体が取り組む各地域の取り組みの現場を体感する
②全国のネットワークを生かして現場に行き、地域にチャレンジを広げる仲間を増やす
③予算・決算・会則の変更などコミュニティの運営にかかわる意思決定

これまで年次総会は毎年、それぞれの活動の現場に訪問していましたが、2020年の年次総会はコロナ禍によりチャレコミが始まって以来初めて年次総会が開催できず、オンラインでの開催となったのでした。③についてはオンライン上でも(オンラインだからこそ頻度高く)会員の皆さんと議論を重ねられましたが、現地に行ってオフライン開催するのは他のイベントも含めて3年ぶり。
当初は2月の開催予定でしたが、感染状況などを考慮し、4月の開催となりました。

今年は「仲間を広げる」ことによりフォーカスし、議決事項などはオンラインで終わらせ、「日本全国チャレコミ化キャラバンin南三陸」という名称で実施となったのでした。


当日の様子

今回は3年ぶりの対面イベントということで、全国から30名ほどの方にお集まりいただきました。
今回は南三陸を拠点に活動する株式会社ESSCAの皆様を中心に、仙台のワカツク渡辺一馬さん、気仙沼のcorele・釜石のパソナ東北創生をホスト役になっていただき開催しました。

https://twitter.com/1uma/status/1515614708581400577


①情熱と葛藤セッション(1日目夜)

初日の夜はオリエンテーション&夕食の後、チャレコミでは恒例になりつつある1対1で「人生最大の情熱と葛藤を語る、情熱と葛藤セッション」を実施しました。

初対面の人も、知っているけれどあまり話したことはない人同士も、普段一緒にプロジェクトをして話す人も、集まっているみなさんが情熱も葛藤もある方々ばかりなので、毎回とても盛り上がって新たな一面の発見につながっています。今回は、リアルでお会いするのは初めての方も多かったので初日の夜にお互いの関係性を深めるきっかけになりました。

②南三陸町フィールドワーク(2日目午前)

翌日午前のフィールドワークは南三陸を知る時間。
「東日本大震災からの復興によるまちづくり」「循環型社会」の2つのキーワードで活動現場を訪問しました。

FSC認証を取得し持続可能な林業経営に取り組むを株式会社佐久の佐藤太一さんから山や森林という超長期的な視点での育成・投資回収の考え方を伺いました。地域での人材育成に取り組む我々にとっても長期的な投資や育成の視点は学びの多い時間になりました。
その後はさんさん商店街を経て防災対策庁舎へ。今はきれいになっていますが、間近に見た庁舎は震災当時の様子を伝えてくれていました。今回初めて南三陸に訪れたメンバーも多く、震災当時そのままの様子は伺えないものの、改めて持続可能な地域をつくる思いを新たにしました。
昼食は全員で「志のや」さんへ。今回は大所帯だったので座敷を貸し切り、特別メニューでご対応いだきました。
「座敷を貸し切って賑やかにたくさんの人が話している様子が久しぶりに見られて嬉しかった」というお店の方からの言葉に温かい気持ちになりました。


③地域別戦略会議(2日目午後)

フィールドワークの後は「地域別戦略会議」と題して、釜石・気仙沼・南三陸・女川の4つの地域で活動するホスト役の会員団体からお題を出してもらい、それぞれの地域の経営者や行政職員の方を交えて、各地域で活動するチャレコミの会員団体のメンバーと「挑戦が生まれ続ける地域」に向けた戦略会議を開催しました。

「都市部からの研修の受け入れ機会を地域の課題解決に活かすには?」
「地域全体でまちの人事部構想を実現するには?」
「高卒~若手社員を対象にした人材育成を街としてどう取り組むか?」
「関係人口をどうまちの力に変えていくか?」
といったテーマでディスカッションとワークショップを実施しました。

それぞれの地域のビジョンについて、ほかの地域で活動する会員メンバーも当事者のように議論を進め、地域の新しい可能性や、全国とのネットワークでできることの可能性が広がる時間になりました。


④私・自団体でチャレコミをどう活用する?分科会(3日目午前)

最終日は、改めて自分や自団体がチャレコミのネットワークをどのように活用できるのかディスカッションを行いました。

・自分が活動する市町村だけではなく、周辺エリアを巻き込んで仲間を広げていくためにはどんなフォーマットや仕掛けが必要か?
・中間支援としてプロジェクトを生み出すコーディネート団体が増えるだけでなく「地域にチャレンジが生まれる仕組みが根付く」ために、どんなステークホルダーを巻き込むべきか
・プロのコーディネーターとして事業をつくるために必要なことは?そのために共通化できるコンテンツやツールは何なのか? 等を話しました。


今後に向けて

これまでは会員同士の学びあいの要素も強かった機会でしたが、今回「地域にチャレンジが生まれる仕組みを作るための仲間を増やすこと」に焦点を当てたことで改めて多様な方とお会いすることが出来ました。特定のテーマを決めて地域のビジョンについて対話することで、お互いを理解し改めて南三陸だけではなく東北での仲間が増えるきっかけになったのではないかと思います。

今後も年1回程度会員同士の学びあいだけでなく仲間を増やしていくこともイメージしながら実施していく予定です。

今回は東北での開催となりましたので、次回は西日本方面で開催予定です。
会員の皆さんとは改めて相談しながら決めていきたいと思っています。すでに手を上げていただいている地域もありますが、自分の地域でも仲間を増やす機会にしたい!という場合は、ぜひお知らせください♪



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チャレンジ・コミュニティ・プロジェクトでは、地域で挑戦が生まれ続ける生態系をつくることをビジョンに、地域の中に多様なプロジェクトを生み出すメンバーと協働プロジェクトを実施しています。
チャレコミが気になるという方は、ホームページのお問い合わせフォームからお問い合わせください。


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