「その日は早く訪れた」非正規公務員に出戻った50代の片づけ物語#36

先日から、なぜかシャワーが出っ放し事件が相次いでいた。
初回はザーザー出ていて、朝から(私が)シャワーを浴びてるのかと思ったそうだ。

2回目はシトシトポタポタ出ていたらしい。
いずれも第一発見者は私ではなかった。

そして本日夜の出来事。
いざシャワーを浴びようとしたら、ウンともスンともお湯が出ない。

二番目に入ろうとしたらこれだ。
カラーリング後(ベージュから青に)で、
一日待ってやっとアタマが洗えると思った矢先である。

よくよく思い出すと、その昔はまず風呂桶に水を入れ、
そこからお湯を沸かしたものだ。

その後湯沸かし器が登場、いきなりお湯が出るようになり、
最終的にはシャワーが出るようになった。

現在、シャワーは出ないがお湯は出る。
しかし洗面器がない。

お湯の出口にアタマを突っ込む、かなしみ。

身体を洗って、さあ背中が流せない。

最終的に風呂にお湯を少々張り、
風呂の中で自ら水をかけるジュゴンみたいになった。

格闘の末、出た頃にはのぼせて倒れそうだった。

脱衣場は盲点だった。
まず脱衣場を片づけて、風呂場を掃除しないと、
シャワーを治してもらうわけにはいかぬ。

しばらくは脱衣場と風呂場との戦いだ。

その前に明日洗面器を買いに行く。
あれさえあれば、とりあえず風呂は何とかなる。

時々アタマを使うサバイバルが起きる。




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