ふたつのサッカー

移籍先も決まり、娘のサッカー再スタートです。

同じタイミングでこのチームに同級生がもう2人加入してきました。
一人は引き抜きチームで一緒にやっていた選手。
同じタイミングで辞めていて、このチームに親せきがいるので移籍です。
もう一人は、どこのチームにも所属していなかった子です。
市内のサッカースクールに通っていましたが、例の青年コーチの下でサッカーをしたいとの事での加入です。
彼には兄がいるのですが、兄は小学生のころ「引き抜きFC」にいたらしく、両親から「引き抜きFCに入るのだけはダメ!!」と言われていたそうです。

3名の新加入を迎え、最弱チームのスタートです。

次年度の学年別選手数は、
6年生8名(女子2名)、5年生3名、4年生2名(女子1名)。

少ないようですが、このチームとしては近年まれに見る人数です。
この状況に気を良くしたのが、監督。
その監督からこんな発表がありました。

「選手数も増えたので、来年度はリーグ戦(公式戦)に挑戦しようと思います。年間を通して戦う訳ですが、公式戦なので欠席するわけにはいきません。お忙しいとは思いますが、送迎等、保護者の方々のご協力よろしくお願いいたします。」

小学生最後のリーグ戦。弱小チームとは言え、選手のモチベーションも上がってきます。

すると、ひとりの保護者からこんな質問がありました。
「リーグ戦ってのは休めないんですか?だったら、毎回出なきゃならないんですよね。それって休み無くなりますよね。それに送迎って大変じゃないですか?車出す人って限られてくるじゃないですか。大きい車乗ってる家でしょ。その人ばかりに負担掛けるのってどうなんでしょう?だいたいプロになるわけじゃないんだから、そんな大会に出なくてもいいんじゃないですか?いまのままでも十分楽しいでしょ。」

出ました、価値観の相違。

いろいろなブログとかで見かける
「エンジョイVS本気」問題。
昨今の少子化時代、エンジョイ組と本気組を分けるなんてできっこないし、共存の道を探っていくしかないのであろう。
「試合に勝つために、もっと練習しよう!」なんて言ったら「だったらウチみたいなチームじゃなくてFCに行けば?」って言われるだけ。


ガミガミ怒鳴られて長時間練習するのが良いとはちっとも思わないが、選手たちだけでなく、保護者も含めて、同じ方向に向かっていくことが大切なのではないだろうか?

それが一番難しい?

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