集中力のひみつ

集中力についての本が面白かった。

演劇の観点から、集中力について詳細に分析している。演劇の脚本形式で書かれているので読む人を選ぶが、集中力を大きく2つに、感受性の集中力と論理的な集中力に分けているのが珍しい視点だ。

集中力といえば、集中しているか、してないかという単純な捉え方をしていることが多い。それをさらに分類しているので、集中力は4つに分類できることになる。

それがどうした?ということだけど、たまたま読んだ次の記事とかけ合わせると、集中力の保ち方が理論的にわかる。

この記事では「集中作業と単純作業を交互にやるとずっと仕事できる」という方法を紹介していて「作業を集中力の要する作業とそうでない単純作業に分けて、例えば25分間ほど執筆を進めたら5分間は家計簿をつけるといった風に交互に実行」すると、延々に作業できるという技を紹介している。

ただこの記事では、なぜそうなるかを説明はしていない。

前の本を参照すると、「集中作業(感受性の集中)と単純作業(論理性の集中)を交互にやるとずっと仕事できる」ということだ。論理性の集中が、主に整理や、過去の記憶を参照することに対して、感受性の集中は、新しい発想や創作の集中。

つまり、ずっと集中状態をキープしたまま、集中の種類を切り替えるといいよ、ということだ。集中力を一度下げてしまい、休んでしまうと復活にエネルギーを多く使う。そのため、集中力をキープしながら休む方法を示唆している。

このように、集中力の分類ができているとなぜそうなるかが説明できるので、自分でもやる納得ができる。

ちなみにVoicyでも音声で同じことを説明しています。

集中力のひみつ
https://voicy.jp/channel/633

あらためておすすめです。脚本形式の本を読むのがOKな方なら…。

しかし、論理性の集中はわかるけど感受性の集中ってどうやるの?ってのは余談なので興味ある方のみで。

ここから先は

605字

¥ 100

読んでくれてありがとう!