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15.TURTLE FUR : Amy Cutler

15冊目はこちら。

Amy Cutler という画家の作品集です。

これの購入のきっかけは装丁。
写真でしたが、なんだか良さげやな、って思い購入。

HATJE CANTZは個人的に好きな出版社です。自分好みの良い作家さんに出会う確率が高い気がします。

この作品集を見終えての感想は、全ての女性は魔女となり得る。
とでもいうかのように、不気味でありつつも、悲観的なものは一切なく、女性の愚と美とが精緻な線の中に混在しており、自分の中の女性性が奇妙に蠢くというか揺らぐというか。
混沌としたものをもちつつ、絵の間とも言える余白が、女性が持ち得る冷静さを現しているかのようで。
それは冷静さなのか、諦めなのかもしれないけれど。

もし、この絵を飾るとしたなら、そこに生じるのは必要な歪みになるだろうな、と想像します。

マイルドなものを選んでみました。
そして、造形作品もあり。


ぜひ、日本でも観てみたい作品たちです。

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こちらで取り扱ってます。

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