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絵本 わたしはきめた

今だからこそぜひ読んでほしい絵本かなと思います。

世界情勢が不安定な中、これから起こることにいつ巻き込まれてもおかしくない今こそ、この憲法前文を詩にしたものを読み、巻末にもある前文を読んで、改めて争いでは平和はもたらされることはない、ということを念頭に、これからのことを決めていかなくてはならないんだ、と思います。
壁を作る防衛よりも友好的な根回しを。
片方の肩をただ持つのではなく、もう片方の肩も抱き寄せる包容力を。
ただ従うのではなく、揺るがない芯を意地を見せることを。
人は本当に忘れてしまう生き物だなぁ、と思います。
私が小学校の時に教えられた戦争と今の小学生の子供達が教えられる戦争ではまた違っているのかもしれません。
あれは真実ではなかった、真実はこうだ。
捉えようによってはいくらでもある事柄かもしれません。
凛とした姿勢も大事かと思います。
しかし、一番大事なことは、これから争いを起こさない、戦争を起こさない、戦争に加担しない、ということだと、この前文が提示しているように感じます。
平和ボケでもいいんです。
平和であるためにどうすればいいか、その手段が戦争であるはずがないことは確かです。ボケた頭でもそれくらいはわかります。
ウクライナにパレスチナ、長引く一方どのような形で収拾がつくのか、全く見えてきません。
もっと考えて、ただ一方に加担するのではなく、どのようにバランスを取っていくのか。
この絵本を読みながら、改めて、押し付けられたと言われる憲法であっても、書いていることは至極真っ当なことでもあるので、大事にしていくべきなのではとも思います。
今だからこそ、改めて読んでほしい一冊です。


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