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絵本 木仏

図書館で目に留まり、なんとなく手にとって読んでみました。

もう絶版なんでしょうね、検索してもこれしか出てきませんでした。
一昔前だとこういうテイストの絵ってたくさんあったなぁ、って思うんですが、めっきり減ってしまった気がします。
改めて見ると、歳のせいもあるのか、いいなぁ!と思いました。
お話の内容は、まぁシンプルなんですが、とても身近に仏さんがいて、そういう宗教観念があって、自然と手をあわせる。
そういうのが、本当ここ20年近くですっかり失われてしまったんじゃないかなぁ、って思います。
宗教って仰々しく捉えるものでもなくって、こうしてなんとなしにそばにあって、ただ感謝する心を持つってことなのかな、とも。
お金を無心するそれはやっぱり違うなぁって思うんです。
この絵本を読みつつ、八百万の神がいると言われるこの国で、そういう日々の感謝を表すのがお地蔵さんの前だったり仏様の前だったりするのかな、とか。
それが周りへの感謝へもなってくるんでしょうしね。
ちょっと仏さまを彫ってみたくなる。そんな絵本なように思います。
図書館にあるかもです、機会があるようなら、ぜひ。

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