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絵本 モグラのねがいごと

これもまた素敵な絵本です。

流れ星に願いをかけ、星を独り占めしたモグラ。
まさかそれがみんなが悲しむことになるだなんて想像もせずに、。
みんなが悲しんでいる姿を見たモグラは星を空に返すことに。
動物たちに、自分のせいだ、って告げるのはとても勇気が必要だったと思います。
動物たちも正直に告白したモグラを責めもせず、星を戻すお手伝いをします。
この一連の過程がとても大事かな、と思うんです。
自分の非をまず認める。そうして、正直に伝える。正直に伝えられたみんなはモグラくん責めることはせずに、協力し合う。
もう現実では大人たちが真逆なことをやってくれてますよね。
後手後手の誤魔化しあい騙し合い貶し合い。
国のトップがそれをやっているっていうだけで、もうどうしようもないな、って思っちゃいますが、そういう大人たちがこの絵本を読んでも何も響かないんだろうなぁ、と思うと悲しくなりますね。
だからこそ、子どもたちに、って希望を託しちゃうんでしょうか。
本当は現大人が解決していかなくてはいけない問題なんですよね。
途方もなさにため息つきながらも、この絵本を読んでまずは自分から。
大人も自分を戒める意味合いも込めて読んで欲しいかと思います。

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