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写真集 IN AMERICA

近頃、写真の熱がまたポッポと出てきて(何がきっかけだったかな•••Vivian Maierの写真集を本屋さんで見かけてからかな)、その過程でネットサーフィン(死語らしいですね)をしていた時に見つけたのがこの写真集です。

思ってたよりもよくてびっくりしました。
そうしてページを捲るたびに、ここ10数年でそれぞれの文化の色や匂いは良くも悪くも急速に失われていってるな、とも思うんです。

この写真はシンプルにいいな、って思いました。

私が生まれた頃にはカラーテレビだったので、写真も白黒のものよりもやはりカラーの方が好きです。
1975年に発行されたこの写真集は、全編カラーで、それもまた私には伝わりやすく感じられます。
そうして、その当時のアメリカという土地が持つそれぞれの民族の濃さがまだ交わりきっておらず、互いが互いにそれぞれの文化が立っていて謳歌している。
もちろん、耐え難い衝突もたくさんあったことは歴史が語っていますが、写真で捉えられているそれぞれの日常は、1枚1枚に一人一人が持つバックボーンの濃さが表れており、とても魅了的に感じます。
失われてしまったものだからこそかもしれません。
もし、どこかで手に取る機会があればぜひ見て欲しい一冊です。
ちなみに、カバーを取った表紙が個人的にお気に入りです。

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