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絵本 おばあちゃんのにわ

忙しい両親、寄り添ってくれるおばあちゃん。
おばあちゃんとの記憶もあまりない私ですが、とても優しい気持ちになりました。

著者の経験なんだろうなぁ、と、読みながら思っていましたが、巻末のあとがきでなるほど。
自分の体験がベースになっている絵本って、しっかり情景が浮かんで体温を感じる気がします。
おばあちゃんのぬくもり、そのままに。
意図せず無意識に受け継ぐものは、自分が受け入れているからなんですよね。
その習慣が嫌だ!ってタイプの子供もいるかと思うんですが、おばあちゃんと波長があったんだろうなぁ、と。
だからこそ、すごくあたたかい関係性を感じ取ることができます。
幼い頃のそういった記憶は私にはないんですが、どちらかと言ったら部屋がそうだったのかなぁ、とか。
空間って案外記憶に残るんじゃないかな、とも思うんです。
おばあちゃんの家も、もちろんおばあちゃんありきだけれど、その空間自体がなんだかあたたかく包み込んでくれている。
そういうあたたかい記憶って成長していく上でとても大事なんだろうな、とも。
何回言うねん、って感じですけれど、本当あたたかい、体温を感じる絵本です。

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