遠足で小1女児の「お茶買いたい」認めず、熱中症で救急搬送 学校側を提訴2024/2/27 12:46.「生きる価値なし」特別支援学級で教諭から暴言や体罰 被害児童側PTSD発症で姫路市を提訴2023/12/18 18:58.遠足だけでない…部活動での熱中症巡り相次ぐ訴訟、2億円超の賠償判決も 学校の過失焦点2024/2/27 18:56などPDF魚拓



小学校の遠足中に1年生だった女児(8)が茶の購入を要望したのに教諭が認めなかったため熱中症で救急搬送されたなどとして、女児と両親が大阪府八尾市を相手取り、慰謝料など220万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こしたことが分かった。27日に第1回口頭弁論があり、市側は請求棄却を求めた。

訴状などによると、遠足は令和4年5月末にあり、往復で計約2時間歩く行程があった。母親が前日に体力面の不安から欠席したいと伝えたが、担任教諭から促されて参加を決めた。ただ、水筒の茶が足りない場合は購入を認め、女児が異常を訴えた場合は母親に連絡するよう要望した。

しかし当日、女児が教諭に「お茶を買わせてください」と伝えても校長の判断で認めず、めまいを覚えて「ママ呼んでください」と伝えても聞き入れなかった。下校の際に迎えに行った母親が高熱に気づき、女児は救急搬送されて熱中症と診断。女児側は学校側に「安全配慮義務違反があった」と訴えている。

一方、学校側は答弁書で「様子を確認し、体調に問題ないと判断した。児童に熱中症の症状が出た際は、飲料水を購入することを想定していた」と主張している。

「生きる価値なし」特別支援学級で教諭から暴言や体罰

部活動での熱中症巡り相次ぐ訴訟

https://www.sankei.com/article/20240227-CYWDQM4RW5KFBN4DXBSY5X5JLE/
遠足で小1女児の「お茶買いたい」認めず、熱中症で救急搬送 学校側を提訴

2024/2/27 12:



姫路市立小学校の元教諭=懲戒免職=が、担当する特別支援学級の児童に暴言や体罰を繰り返していた問題で、被害を受けた2人の児童側が18日、市にそれぞれ1千万円の損害賠償を求める訴訟を神戸地裁姫路支部に起こした。

原告は同小1年~4年のときに被害を受けた男児2人。校長を含む管理職が問題を把握しながら放置したとして、学校を管理する市に賠償責任があるとしている。

訴状によると、元教諭は平成30年度~令和3年度、特別支援学級の男児に「生きる価値なし」などと暴言を浴びせたほか、頭を机に押し付けるなどの暴行に及んだ。もう1人の男児には、無理やりプールに顔をつけさせるなどしたとしている。男児2人には心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状が認められたという。

提訴後の会見で、弁護団長の川崎志保氏が「被害児童への救済は置き去りにされてきた。実態を明らかにすることで、障害を持つ子供たちを守ることを考えたい」と述べた。

同席した男児の保護者は「(問題発覚前に)子供が『学校に行きたくない』と泣きじゃくったり、子供から『殺すぞ』などの言葉遣いが出るようになり、おかしいと感じた。今も後遺症が出ている」と述べた。もう1人の保護者も、学校の対応について「子供を守るよりも教師を守ろうとするように感じ、不信感しかなかった」などと振り返った。

問題をめぐっては、児童6人が被害を受けたとされ、市教育委員会の検証委員会が「管理職の不適切な対応が最も重大な問題点」などとまとめた意見書が公表されている。

姫路市の西田耕太郎教育長は「重く受け止めている。内容を精査した上で、真摯に対応してまいりたい」とコメントした。

https://www.sankei.com/article/20231218-N5247FLXFRKCPC5XDPAIJDNAVE/
「生きる価値なし」特別支援学級で教諭から暴言や体罰 被害児童側PTSD発症で姫路市を提訴

2023/12/18 18:58



福井 亜加梨



小学生の女児が遠足中にお茶を買いたいと求めたにもかかわらず、教諭が認めなかったため熱中症で救急搬送されたなどとして、女児と両親が大阪府八尾市を相手取り、慰謝料など220万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。過去には、部活動での熱中症を巡っても生徒側と学校側との間で訴訟に発展するケースが相次いでいる。

兵庫県立龍野高に通っていた女性が平成19年5月、テニス部の練習中に熱中症で倒れ、重い障害が残ったケースでは、1審の神戸地裁が「心停止の原因が熱中症と認めるだけの証拠はない」などとして請求を棄却した。

だが、2審の大阪高裁では練習の冒頭しか立ち会わなかった顧問教諭を「水分補給に関する指導もなかった」などとして過失を認め、県に2億3千万円の賠償を命じた。27年には最高裁が県側の上告を棄却し、女性側の逆転勝訴とした2審の大阪高裁判決が確定した。

大阪府東大阪市の市立中学1年だった女性が22年8月、バドミントン部の部活中に熱中症となり、脳梗塞を発症して左半身にまひが残ったケースでは、1審の大阪地裁が学校側の過失を認定。28年に開かれた2審の大阪高裁でも1審判決を支持した。判決では、温度計の設置など熱中症予防の環境を整えていなかった学校側の過失を指摘した。

過去のケースでは学校側の過失の有無が争点となっており、今回の女児のケースを巡っても、原告は学校側に対して「安全配慮義務違反があった」と主張している。

遠足で「お茶買いたい」認めず、学校側を提訴

https://www.sankei.com/article/20240227-2IABYNSQOZFZVBGBGCWCHAEL2M/




滋賀県教育委員会は27日、女性のスカートの中を盗撮したとして、県立八日市養護学校(東近江市)の男性職員(29)を停職3カ月の懲戒処分にした。男性は同日付で退職した。

 県教委によると、男性は昨年9月2日に草津市内のショッピングセンターで、今年2月13日には近江鉄道の車内で、女性のスカートの中をスマートフォンで動画撮影したという。

 2月15日に「(同日に)警察から取り調べを受けた」と本人から学校長に申告があって発覚。県教委の聞き取りに対し「生活でストレスがあり、その解消のために行った。被害者に精神的な苦痛を与えて深く反省している」と認めているという。

 男性は昨年6月から同校で会計年度任用職員として勤務し、児童生徒の食事や着替えなどの介助を担当。学校側は今月27日、保護者に事実関係を説明するメールを送ったという。

 県教委はまた、市町立小中学校などで任用している臨時教職員の社会保険料について、本人負担分として県教委が立て替え、後に預かった2019年4、5月分の約333万円を県予算に戻す手続きを行っていなかった、と発表した。これとは別に、臨時教職員31人分の社会保険料約181万円を誤って控除し、還付できていなかったことも明らかにした

養護学校職員が女性スカート内を相次ぎ盗撮 「ストレス解消のため」停職処分受け退職

京都新聞 / 2024年3月27日 19時15分



 滋賀県の守山市立中学校の元生徒が教員の不適切な指導を苦に自殺未遂した問題で、市民有志が第三者委員会の設置と原因究明などを市教育委員会に求める署名活動をオンラインで始めた。

 この問題では、市教委は2月の会見で教員の指導について陳謝した一方、教員に「最低な人間」と言わされたとする元生徒側の主張とは見解が食い違い、第三者を交えた調査の考えはないと説明していた。

 署名を募るのは、同市の英会話スクール代表、大西由紀子さん(48)。「加害者である教員への厳正な処遇」「市長や教育長による被害生徒やそのご家族への対応」も求めている。

 署名はサイト「Change.org」で今月から募っており、4月上旬に市教委へ提出する考え。「教員の高圧的で行き過ぎた指導により追いつめられる生徒が増えないよう、公平・公正な立場から問題解決を図れる第三者委員会の設立が必要だ」としている。

 元生徒の保護者は「記者会見でもわが子の命がすごく軽く扱われていると感じた。この問題が自分の子に降りかかるかもしれないと考えてほしい」と話した。

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「わが子の命が軽く扱われている」 不適切指導で元生徒が自殺未遂、第三者委求め署名活動

2024/03/23