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終わりとその先に。

終わりはあっけなくて、振り返るともっとこうしておけばよかった、なんて思うことが多いけれど。
歩んできた道は間違ってなかった、と思えたことがなにより、今までの頑張りが報われたと実感できているということで、最後にそう思って新たな一歩を踏み出すことができたんだな、とよかった〜という思いでいっぱいです。

有名人にとって、スキャンダルはつきもの。人様から常に見られている立場。何かと言われる立場。それでも、人間だもの、いろんなことがある。神様じゃないので、間違いも失敗も当然ある。恋愛禁止を掲げるグループであれば、尚更。何かあれば騒がれる。揉み消すのか、無視を決め込むのか、はたまた潔く認めて謝罪するのか、謹慎するのか。降格という制度があれば降格し、姉妹グループに異動することがあれば、それもまた罰なのか。
同じグループ内でも対応は様々で、本人・事務所・グループ・ファン、それぞれが納得する形、正解なんて、きっとない。
そんな中でも、彼女の対応は異例で。本人も観ている人たちも、誰もいい思いはしなかったように思う。
10代という多感な時期を、青春の全てを、そこで過ごした彼女にとって、恋って、恋愛って、すごく非日常で楽しかったに違いない。心のどこか、頭の片隅に、ファンの顔やメンバーの顔が浮かんだかもしれない。でも人間だもの。楽しいことや、欲に、流されることあるよね。まあ、それが許されないのがアイドルという職業なんだけどね。
恋愛禁止とは言わないから、せめてファンには見えない、わからないところで、恋愛してね、って思うのです。
自分というものを商品として世に出しているんだもの、セルフブランディング・プロデュースは自分自身が1番プロでいてね、って思うのです。
私は同性なので、男の影がどうのこうのでトチ狂うようなファンではないけれど、トチ狂ったファンに誹謗中傷される姿は見たくないし、それで干されるようなことがあったら残念だし、卒業するその瞬間までそれを背負い、自分を責める姿を見るのはとても悲しいし、辛い。

時代的にとても人気で話題だったので、見るようになったし、聴くようになって。キラキラした衣装やかわいい歌、アイドルっていいな〜憧れるな〜なってみたかったな〜なんて思ったりもしました。笑
そんな中、この子好きだわ〜っと思ったのが彼女でした。
すごく可愛いか?と言われたらそうではないかもしれないけれど(私の中では1番かわいい。とってもかわいい。めちゃめちゃかわいい。)、目が大きくて、長い髪がキレイで、愛嬌があり、ダンスがキレッキレで、声もかわいく、歌も上手い。イベントやコンサートに行くことはなかったけれど、推しとして応援していたし、総選挙の時は投票したこともあった(たった1票だけど。)。センターや前に出てくるようなポジションではなかったけど、テレビ番組やPVで彼女を探して、かわいい!かわいい!と騒いだし、1期生としてお姉ちゃんたちに甘えている彼女を見るのが好きでした。

ある事件をきっかけに長い髪がなくなり、ポジションは大きく変わり、自分自身をすごく責めているような感じが伝わってくるように思いました。
そのことが彼女にとって大きなしこりであり、アイドルを続ける上で足枷になっているようでした。
自業自得といえばそれまでだけど、開き直ってしまえるような人ではなく、ずっとずっと悔やんで反省し続けるような人で、その姿に心を痛めたし、もう吹っ切ってもいいんじゃない?と思うことも多くありました。
それでも諦めず走り抜けたこと、最後には自分を好きになれた、私は私でいいとやっと認めてあげられる、と言っていて、ああ、本当によかったなあ〜と思いました。
そう思わせてくれた、ファンやメンバーはあなたの人徳でそこにいるのだから、あなた自身がそうさせたのだと、誇りを持ってほしいなと思います。
間違いや失敗を反省して、糧にして、努力し、誠実に向き合ったからこそなんだと。

出逢えてよかった。好きになれてよかった。
アイドルとしてキラキラ輝く姿をみられてよかった。
だいすきでした☺️💓
これからも応援しています!
新たに踏み出したその先がたくさんの幸せで溢れますように。

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