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胃下垂のように内臓が下がっている方、脾の力が弱っているのかも(脾気虚)

体の部位があるべきところから下がってしまう胃下垂、子宮下垂、脱肛などは原因が同じだと漢方では考えます。
このような症状がある方は「脾」の力が弱まっている可能性があります。
「脾気虚」の状態です。
脾気虚の中にもいくつか分類があるのですが、気が下陥(気がとても下がってしまう)してしまうタイプに、内臓下垂が起こります。

気を上げましょう。とりわけ脾の気を上げることが大切です。

そこで、今回ご紹介する薬膳茶ブレンドは
◇大棗 ◇乾姜 ◇薄荷 ◇レモングラス ◇炙甘草

大棗は脾を養生する生薬の代表格です。+生姜(乾姜も)で胃腸を温め、機能を調えます。+甘草で、脾の気をめぐらせます。
乾姜は脾、胃、心、肺に効いて冷えによる機能低下を改善し、体の中まで温めてくれます。※出血のある人、妊婦さんは注意。
薄荷 肺、肝に作用します。これは、東洋医学での定義。西洋ハーブ分類
では胃腸を整える効果が認められています。そして、葉の部位は気を上げる効果がありますから、下がったものを上げる助けをします。
レモングラス これも西洋ハーブの分類で、胃や腸の働きを促進して、消化器系をサポートします。
炙甘草は心、脾、肺、胃に作用する様々な効能がありますが、ここでは「気虚」というエネルギー不足による食欲不振、倦怠感、軟便下痢などを改善するために使いました。

内臓の下垂をそのままにしておくと、疲労倦怠がひどくなってきますから、
気が付いたら、すぐに養生を始めましょう♪


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