便声粛々

#コラム #エッセイ

北の兄貴が具合悪いらしい。

だからといって別にどうという事では無いし、オレが兄貴の暴君ブリを声高に叫んでみた所で、この憂い多き世界がどうにかなったりもしないのだけど、兄貴が37でオレが36。

オレもぐんぐん体重増加中で、反比例してクイックネスはずんずん下降中。高い教育を受けた兄貴があんな風に振る舞うのは、良し悪しはともかく、やはり国を思っての事であんのかなぁと思ったり、オレもコロナやべーのかなぁだとか、子供らがかかったらやだなぁといった心配事も目瞑ったフリしてるだけで、チラ見しただけでホラ、山積よ。

義理もクソもあったもんじゃ無いし、出来れば死んだり消えたりしてくれた方が、地球という規模では良いことだとは思うんだけど、でもね、いやーもちょっとお前ぇ、頑張れよ、威張って出てこいよと言ってやりたくなる。ミサイルだってもっと打ち込みてぇんだろ。お前あれ好きだもんなデブ黒電話こんにゃろーめ。

「そうそう手前ぇらの好きなようにされてたまるかよ。」

オレは兄貴にそんな意地を見た気がするんだ。そうそう手前ぇらの好きにされてたまるかよ。だからもちょっと我慢しようか。

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