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料理(5)ズッキーニまた炒めちゃった(醤油なし)

 前回「夏野菜」なんてつぶやいて、おしゃれになったつもりの私。自分がずっと作っている料理は炒め物が多いですね。美味しいし、色々準備したら、あとは手早く作れるしいいなと思うのです。が、ふと気がつきました。

 醤油味ばっかりやん!

 まぁ、和食に醤油はものすごく大事な調味料です。もう単なる調味料とは言えないぐらい日本人には欠かせないものになっていますよね。醤油のために具材がある、みたいに思える料理もあるほどですから。

 私の父方の曽祖母:スギノばあちゃんはスーパーウーマンだったそうです。今では彼女のことを知っている人も少なくなりましたが、知っている人達はいまだに口を揃えて褒めます。

 私が覚えているスギノばあちゃんは、もうかなり高齢で、痩せていて、寝たきりっぽい感じだったので、知っている人達の話を信じるしかないのですが。

 曽祖父の告別式は覚えていますが、曽祖母の式はあまり覚えていません。どうしてだろう?

 ばあちゃんの噂は、まず、料理が上手で、醤油から味噌まで手作り。近所の人が「分けてください」と買いに来るぐらいの腕前。もちろんお漬物、干し柿、干し芋、なども名人。

 自分の子供(男ばかり6名:そのうちの一番上が私の祖父)と、その祖父の子供(つまり私の父とその兄弟:父も男ばかり5人の長男)が食べる分のおやつ:おかきやあられ(東京でいうところのおせんべ)を作って、ちゃんと公平に配って食べさせていたそうです。

 縫い物はプロで、裁縫を習いに来る生徒さんが数名。三味線も習いに来る人が数名。家事全般めちゃ上手で、という人だったそうです。 
 料理上手、手先が器用で手芸関係は講師レベル、そして音楽もプロ。何だか、全然血は繋がっていないのに私の母とそっくりだな。

 そんなスギノばあちゃんのお醤油、食べてみたかったです。無添加できっと美味しかったでしょうね。

 話はそれちゃったけど、醤油は和食だけじゃなく、中華料理や韓国料理でも最も出番の多い調味料ではなかろうか?てなわけで、私の毎日のお料理日記としてスマホで写している写真も、自然と茶色いものになっていくのです。

 まぁ、それはそれでいいんだけど、たまには炒めても醤油味じゃないのもやってみようと思い、塩レモン味なども考えてみましたが、やっぱりご飯が進む味ということで、オイスターソースにしました。

 オイスターソースといえば中国の味。
 中国ってやっぱ食に関しては特に深いですね。オイスターソース、豆板醤、甜麺醤、芝麻醬、豆鼓醬、XO醬、シャンタン、鶏がらスープ、などなど、私が知っていて、割とスーパーでも手に入りやすい調味料やスープだけでもこれだけあります。

 以前、大好きな故・陳建一さんの本を数冊買って毎日のように中華料理を作っていたことがありました。その時に、上記の調味料はよく使っていましたので、また作って上手にできるようになったら、noteでご紹介しようかなと思っています。

 今回の料理はズッキーニを輪切りじゃなく、縦に薄く長くスライスして、豚肉とプチトマトと一緒に、オイスターソースをベースにした合わせ調味料で炒めたものです。

 これが中々美味しかった!です。

 材料や調味料は大体の目安なので、お好みで調節してね。


【材料】(大人2人分ぐらい作れます)
豚肩ロース:200g:少し脂が乗った感じがいいかな
ズッキーニ:大きめ1本
ミニトマト:7~8個
塩:少々:ズッキーニに下味をつけるため

ごま油:大さじ1
豆板醤:大さじ1


【調味料】
オイスターソース:大さじ2
料理酒:大さじ2
おろしニンニク:小さじ2
砂糖:小さじ2
蜂蜜:小さじ2
白ゴマ:小さじ2

【準備】

ズッキーニ:
 ヘタをとって
 まず縦半分に切って、包丁またはスライサーで薄く切る
 バットなどの容器に並べ入れて、塩を2つまみぐらいまぶす

豚肉:食べやすい大きさに切る

調味料を合わせておく

ズッキーニ:塩の効果でしんなりして、水が出てくるので絞る


【作り方】
1:フライパンにごま油を熱して、まず豚肉を炒める
2:ある程度火が通ってきたら豆板醤を入れて全体に馴染ませるように炒める
3:しんなりしたズッキーニとプチトマトを加えて炒める
4:合わせ調味料を入れて炒める

準備だけしておけば、簡単ですぐ出来上がります


【ポイント】
ズッキーニはできる限り薄く切れるといいね
肉が硬くなりすぎないよう、手早く炒める
プチトマト入れるの忘れないでね
(後で思い出して入れてあまり火が通ってないと酸っぱいし、
 なんか寂しいから)

 この料理は、最初食べ始めた時は、まぁこんな感じかなと思うのですが、段々と美味しくなって行き、ご飯も進みました。きっと私の定番メニューになるでしょう。
 ズッキーニは夏、安くなってるので、ぜひ皆さん作って下さいね。

 色合いも綺麗なので、茶色ばっかりの料理写真じゃなくなり、それもよかったです。

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