チャオ!バンビーニに行った(2017/11/23於まつもと市民芸術館)

毎年11月23日の恒例のイベントは、チャオ!バンビーニ。子ども向けの催しだけど、大道芸などのパフォーミングアートが中心の、いかにもワタシ好みのイベントなので、子が0歳のときから通っている。

始めは事前に申し込んでいたワークショップ、ぽんぽんおひげの王冠作り。息子は今年ハサミを使えるようになったので、この手のワークショップもたどたどしくも参加ができるようになってきた。自由に顔を書いてと言ったら躊躇なくでっかい目玉を書いていた。

出来上がった王冠をかぶった息子は、いざゆかん!とばかりに楽しみにしていたジャグリング体験コーナーへ。いつもに増して大人気の大混雑。そんな中、松本ジャグリングクラブのお姉さんには「お待ちしてました」と言われる。各種イベントでこのコーナーの出展があるたび足を運び、少し大きいおにいちゃんおねえちゃんに混じって遊ぶ常連園児ということで顔が割れている息子。これまではあるものなんでも手に取ってみる感じだったけど、今回は「ちゅうごくごまがやりたい」と種目を指定してディアボロをチョイス。転がしたり、たまに持ち上げたりするだけだけど、しばらくひとりで遊ぶ。子が遊んでいるあいだに、夫は皿回しをマスターしていた。

『宇宙ごっこ』
KPR/開幕ペナントレースは小林賢太郎が推していた記事を読んだことがあったので気になっていたけど初見。
宇宙空間想定のスローモーションな動きなのにヘルメットの中は凄い形相だし、全身白タイツは宇宙人らしからぬ乳首もたるんだお肉も透けて揺れる。ようは宇宙人っぽい格好したおじさんが3人で大汗かきながら必死で追いかけてくるってわけで、なんだwこのシュールな鬼ごっこwwwってこみ上げてくるものをかみ殺していたら、気がついたらすぐ側にいたりして、もう笑いながら逃げるしかない!みたいな。意味わかんないけど、意味とかどうでもいいわ、楽しかった。舞台公演も見てみたいなぁ。

甲板劇『船長のいない舟』TCアルプ
船上で繰り広げられるいくつかのストーリーをオムニバス形式で綴った演劇。役者さんたちのコンビネーションが素晴らしかった。このイベントのために作られたとのことだけど、その割には大人向けかなぁ。虚構の中にも真実があるというメッセージをもう少しじっくり考えてみたい。坊は最後の5分でトイレ退席。

ほかにも装飾を背景に写真を撮ったり、子どもたちのスタチューパフォーマンスを見ながら縫って歩いたり。
音楽あり、大道芸あり、演劇あり、装飾あり、ジャンルを越えた可愛らしいパフォーマンスがぎゅーっとつまったお楽しみ空間、なんとなくその賑やかな空間にいるだけで遊園地気分。空中キャバレーとの連続性もあって、この劇場のカラーがとてもよく出たイベントだと思う。子どもたちの笑顔も眼福眼福。今年も満喫満喫。

息子に<たのしいことはあったかな?>と聴いたら、「うーんと・・・あそぶだいどうげい」ということで、やっぱりジャグリング体験コーナーが一番おもしろかったみたい。
それから、「おかあさんとおでかけするの、だいすきじゃないの、いそがしいから、おおきなおにもつもったりして・・・おとうさんとおでかけするのがだいすきなの」と言っていた。私との外出だと、すぐに急かしたり、予定を詰め込もうとするから、なんとなくせわしないのかもしれない。私が好きなものはまだ刺激が強すぎたり3歳には難解だったりするだろうし。あんまり抱っこもしてもらえないしね。あんまり母の独りよがりにならないようにしなくては、でも私も私なりの休日楽しみたい!ということで折り合いが難しいところです。