店番

「もう一つの椅子」の椅子案内

「もう一つの椅子」は、店舗を持たない本屋屋号として2017年秋に誕生しました。一箱古本市といって、みかん箱くらいの大きさに自分の好きな本を入れて売るイベント(各地で開かれています)に出店したり、カフェに選書した本を置く間借り本屋をさせていただきました。総武線平井駅北口徒歩1分にある「平井の本棚」さんのお手伝いを主にしています。→追記2020年より関西へ引っ越しお手伝いはお休み中。

本屋さん仲間には「椅子さん」と呼ばれています。

この「もう一つの椅子」ですが、本屋だけではなく、中の人である、川原さえこの半径で起きる小さな親切のおすそ分け活動の総称です。本屋は私の世界観を示す入り口のような役割と考えています。

*川原さえこのプロフィール・過去の活動一覧や、本屋活動・お仕事依頼については「平井インターネット研究所」ブログの以下の記事もご参照ください。

2020年更新の自己紹介はこちら

「もう一つの椅子」の由来

屋号の由来おさらい。

私、川原さえこのいるいろんな居場所の隣に「どうぞご自由にお掛けください」とあなたのために開けておく椅子を用意しておく、そんなイメージです。椅子の使い方はあなた次第です。
絵本の「どうぞのいす」が由来。小さな偶発的な行動や親切が、巡り巡って、予想してなかった素敵な何かが生まれたらいいなと思っています。街の隙間に「椅子」を用意する、コワーキンググループのような活動にしていきたいと思っています。

画像1

ノラ椅子図鑑

ノートのマガジンでノラ椅子図鑑をまとめ中(公開休止中)。
その定義は、街の包容力。

バス停の前やスーパーなど公共空間の一角に、そのスペースの運用者以外の優しさや、運用者によるものであっても事前に設計されてない綻びから街に出現し、時に雨風に晒されながら存在する椅子。私はそれを「ノラ椅子」と名付けて街の包容力の指標にしています。

私自身が、街の景色の中で、一つのノラ椅子でありたいし、小さくてもいいから、ノラ椅子をみんなで持ち寄った社会っていいんじゃないかなと思っている。

それは、もはや物象としての椅子でなくてもいいのかもしれない。

この記事が参加している募集