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私の好きな犬TOP5

最初に言っておきますが、以下の文章に皆さんの役に立つような事は一切書いておりません。デザインに関してもほぼ全く関係ないです。なので暇でかつまあ読んでやろうか、というボランティア精神溢れる方だけ読んでください。読んだ分だけ知識を得たいとかそいうコスパ的なものを求める方にはあまりお薦めしません。

さて、私は大の犬好きです。どれくらい好きかというと、他人の犬しかいないドッグランまでわざわざ行って小一時間犬が遊ぶさまをニコニコ見てられるくらいには好きです。また、姉夫婦が飼っている犬のために、定期的に色んなものを貢いでいます。兄のところに2人いる甥っ子にはお年玉くらいしかあげませんが、姉の犬には洋服、リード、おやつやおもちゃを定期的に納めています。もちろん当の犬はそんな事全くわかっておらず、有難がる様子も見せません。でも彼女は(キャバリアの女の子です)そこに居るだけで家族皆を癒し、やれ散歩だご飯だと人間を顎で使い、それを喜んで実行する私家族にとってのまさに唯一無二の神なのです。あの温かい大きな毛玉がソファの上で軽いイビキをかいて寝ている場に居合わせたいという理由だけで私の家族は月一以上で集まり、その度に犬は姉宅で皆を迎えたり、母や兄、そして私夫婦の家に出張サービスまでしたりと大忙しなのです。はっきり言って誰よりも大きな仕事をしていると思います。散歩とご飯、それに時々骨っこを齧ったりしてあとは大体寝ているだけなのですが。給与に換算したら年収1800万円くらいは行きそうです。それくらい犬の癒しパワーというのは絶大で価値があるものなのです。

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今回は、年々激しくなっていくこの犬への愛を、好きな犬種TOP5とその理由というテーマで書いていこうと思います。断っておきますが、私は世の中の犬の99.9%は犬種に依らず大好きです。仔犬・成犬・老犬問わずほとんど全部の子をとても可愛いと感じます。ぷりぷりの仔犬・お利口そうな子、不細工な子、お年を召されてヨボヨボな子など色んな犬がいますが押し並べて愛おしいです。なのでそんな犬たちを犬種で分けるのも、ましてや順位づけすることなど畏れ多くもおこがましいのですが、他に特に書くことがないので無理やり決行する事にしました。最初はTOP10にしようと思ったのですが、そんなに沢山書くのは大変だしだるいので辞めました。たったの5犬種で犬の素晴らしさを表現できる訳がないのですが、少しでも彼らの可愛さが伝われば幸いです。

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では、早速いきましょう。5位はゴールデン・レトリバー(Golden Retriever)です。私自身はこの犬種を飼った事は人生で一度もないです。彼らは常に憧れの大型犬であり、なんだか世田谷かどっかのお金持ちの一軒家に禁断の2頭飼いされているイメージがつきまといます。そして大変賢く穏やかなイメージです。いつも散歩とかでゴールデンちゃんに会うと彼らは例外なくお利口で聞き分けがよく、飼い主にぴったりと寄り添うように歩いています。公園でもそこらへんの小さくてキャンキャン吠える一部の躾のなっていない小型犬には目もくれず、ダダ漏れる飼い主への忠誠心は目を見張るばかりです。しかし、それに付随し私がいつも思い浮かべる事は、あの大きな体を日々ブラッシングするのは大変だろうな〜ご飯も人間よりいっぱい食べそう〜という事はもちろんトイレも人間より大きい○○○〜などという低俗な事です。そしてもちろん躾も大変なはず。ちゃんと躾られなかったらそれこそ暴れる巨体を持った毛玉爆弾になってしまう。それは幾らなんでも怖すぎる。こいういう事を考えているうちは大型犬など飼えないのです。ゴールデンをはじめとする大型犬を室内飼いできるという事は、選ばれし者だけの特権なのです。有り余る財力と人間的な器の大きさの両方を持つ人間だけが飼う事を許されるゴールデン・レトリバー。多分私には一生縁がなさそうですが、将来リタイアでもして田舎に一軒家でも持てたら是非飼ってみたいです。

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4位はトイ・プードル(Toy Poodle)です。知っています。彼・彼女らはあざとい。あのテディベア然としたぬいぐるみのような容貌。ボタンのようなつぶらな瞳とコロコロした手足。最近は様々なヘアカットがあり、腰回りだけ浮き輪のように毛を残した子や足先だけがボンボンのようになっている子、この前は逆に足回りだけ毛を剃られてミニ羊のようになっている子を見ました。可愛すぎて死ぬかと思いました。この人間大好きでしかも毛があまり抜けないという最強の愛玩動物は、ここ数年室内犬人気No.1 の座に君臨しています。日本での登録件数もダントツでNo.1だそうです。そんなメインストリーム犬をサブカル好きのデザイナーは好きになるべきではないと思うのですが、可愛いもんはしょうがないです。コテンと床に転がってこっちを見つめる目は、もうなんなの、と思わずつぶやいてしまうくらいあざとい。可愛いJKと同じくらいあざとい。うちの近くに蘆花恒春園というドッグランがある大きな公園があるのですが、そこに行くだびに必ずトイプーが数匹います。彼らは他の犬種のように放り投げられたボールを全力疾走で必死に取りに行くのではなく、飼い主の隣でおやつのために媚を売り続けたり、他の小型犬とのソーシャルネットワーキングに余念がありません。飼い主さんはわざわざ有料駐車場に車を停めてドッグランまで連れてきてるのに泣けてきますね。でも可愛いは正義です。人生で一度はこんなぬいぐるみを飼ってみたいものです。

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3位は柴犬(Shiba inu)です。日本が原産の犬種の中で唯一の小型犬です。クルンと巻いた尻尾に独特の顔つき。性格はトイ・プードルなどの愛玩犬と正反対で、よそ者に対しては馴れ馴れしくせず、賢く勇敢で警戒心も強い。よく柴犬飼ってる人からはすごくクールで独立心が強く、あんまりベタベタしないと聞きます。それと結構頑固な面もあるようです。でも飼い主の前だけは甘えん坊でリラックスした姿を見せてくれるようです。ツンデレで可愛いですね。そしてあの容貌。なんとも日本的と言いますか、小さい目で素朴かつ凛々しい顔と均整のとれたコンパクトな体。また、長い歴史を持つ芝犬は2つの特徴を持つ顔に分類されるそうです。それは「きつね顔」「たぬき顔」。きつねの方が古く、たぬきがニュータイプ。私はたぬきの方が好みです。それから、芝犬はダブルコートで換毛期と呼ばれる毛が沢山抜け変わる時期があります。よくSNSでむしった毛を犬型にして柴犬の横に置いたものをポストしてるのを見かけます。結構抜けるんですね、そして毛をむしるの楽しそうです。いつか飼ってみたいです。

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2位はキャバリア(Cavalier King Charles Spaniel)。これはここ数年でかなり私の中で株が上がった犬種です。理由はただ単に身近な人が飼っているからです。姉夫婦の他に、イギリス在住の義弟夫婦も2匹飼っています。上の写真は姉夫婦の飼い犬です。ブレナム、ブラックタン、ルビーなど4種類の毛色があり、垂れ耳で成犬は飾り毛を持つ、なんとも優雅な容貌を持った犬種です。遊ぶのが大好きなので飼っている方も体力がいりますが、それと同時に愛情深くて穏やかです。姉夫婦の犬も子犬の時は激しく遊びすぎてとんだ破壊神でしたが、大きくなっていい感じにまったりと落ち着いてきました。8kgくらいあるので1分も抱っこしてると腕が攣りそうになるのですが、それも気にならないくらいムチムチした量感は可愛いです。これくらいの大きさの犬種になってくるとちょっと犬というよりは人間じみてきます。寝てる時などはいびきもかきますし、ベッドの中央を占領されると人間は端っこで寝るしかありません。でも時々会う私たち夫婦をレアキャラだと思っているらしく、会うたびにそれはもうフガフガと興奮しながら出迎えてくれます。カミカミしすぎでスルメイカのようになったロープを、「ほれ、投げれ」と私に渡してきます。私を紐引っ張りマシーンかなんかだと思っているのです。それでも私は喜んで遊んであげます。もしかしたらこっちが遊んでもらっているのかもしれません。ひとしきり遊び終わると「お前何やってんだ?」という醒めた目で私を見ます。酷いですね。ちなみに前回義弟夫婦の犬にニボシの大袋をお土産として買って行きました。なんとイギリスには犬用の煮干(多分人間用も?)は売ってないのです。犬たちはめちゃくちゃ喜んでいましたが、ベジタリアンの義妹はちょっと嫌そうでした。確かに2匹とも口がものすごくニボシ臭くなっていたので申し訳なかったです。キャバリアもいつか是非飼ってみたいです。車も運転免許証のない私たち夫婦には結構ハードルが高いですが。

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最後に1位はチワワ(Chihuahua)です。2年程前まで実家で15年飼っていた犬がチワワでした。本当に穏やかで、神様みたいに良い子でした。最後の方はいよいよ危ないと母から連絡が来て私も実家に帰り、なんとか看取ることができました。誇り高きチワワの名に恥じぬ、立派な最期でした。この先住犬が15歳で大往生したのが私がFOLIOに入社する数日前で、私たち家族は皆泣きすぎて目が糸みたいになっていました。と言ってもうちで飼ってたチワワはあまりチワワらしい容貌ではなく、絶対に何か他犬種とのミックスだったと思います。ペットショップでもらった胡散臭い血統書には祖父母までは純血種のチワワと記載されていましたが多分嘘でしょう。友人などにうちの犬の写真を見せるたびに「え?これチワワ?」と疑いを向けられました。体重もチワワにしては大きい3kg超えでしたし。でも私たちにとってはかけがえのない大事な家族メンバーであり、末っ子のお宝坊ちゃんでした。子犬の時ももちろん可愛かったのですが、歳を取れば取るほど可愛くなりました。茶色だった顔の毛が年をとって段々白に変わっていきました。アイスクリームと卵焼きが大好きで、こたつの中で爆睡していても誰かがハーゲンダッツか何かを冷凍庫から取り出すと凄い速さで出てきました。あれなんでわかるんでしょうね。人間が話している事も大体理解していたように思います。散歩とご飯は口に出すと大興奮してしまうのでNGワードでした。最後の1年は持病もあり入退院を繰り返していましたがよく頑張ってくれました。犬に人間の食べのものを与える是非がありますが、最後の一年はうちはもう好きなものはなんでも与えていました。15年間という長い間、家族皆を太陽のように照らし、また私たちの絆を深めてくれました。犬って素晴らしいです。先住犬のおかげでチワワが大好きになりました。

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長々と書いてきましたが、私自身は今年10月まで8年間住んでいた物件がペットNGだったので犬は長らく飼っていませんが、夫も犬好きなので最近ペットが飼える物件に引っ越しました。今年のコロナ禍もあり、私はほぼ毎日家にいるので、いよいよ犬を飼いたい熱が高まっています。うちは保護犬かペットショップの売れ残りとかを迎えて余生を幸せに過ごさせてあげたいです。来年、夫の長期休暇などにタイミングを合わせてどこかで犬を迎えられたら良いなと思っています。仕事や専門知識に全く関係ない文章でしたが、皆さんも是非この愛すべきふわふわ毛玉爆弾を家族に迎えてみたらいかがでしょうか。


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