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夜光の玉

痩せていて勇気のある弟が娘がひとり川のほとりで待っている夢を見たので、太っていて肝っ玉の小さい兄と駆けつけると、娘は渡したかんざしで海を渡り竜王の宮殿から夜光の玉を取って来た人と結婚すると言う。
兄は1頭しかいない馬を独り占めして先に出かけ、大洪水にあった村で竜王の瓢箪があれば水を失くせると聞き、3日後に弟も村を通り同じ話を聞く。
遅れて海についた弟は、兄に命じられかんざしを持って飛び込むと水が別れて、兄弟で竜宮にたどり着き、兄は夜光の玉を弟は瓢箪をもらう。
弟は村に戻り瓢箪で水を失くし、大きな貝から出てきた黒い玉をもらって娘に差し出すと、玉は光り輝き二人は手を取り合って宮殿に進んで行く。

中国の民話

驚くほど性格が悪い兄がもらった玉は光らず、娘の正体は竜王の王女で婿選びをしていた。

物語の類型
「善人が報われる」

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