なし売り仙人
肩に袋をかついだみすぼらしい老人が広場で倒れこみ、ナシ屋に一つ恵んでくれと頼むも断られるが、町の衆に少しずつお金を出してもらう。
老人は涙を流してナシを食べ終え、袋から取り出したノミで穴を掘り、ナシの種を埋めて呪文を唱えるとナシの木がどんどん成長し、鈴なりに大きな実をつける。
今度は老人がみんなにナシを全て分け与え、ノミでナシの大木を切り倒し、担いで城門から出て山に帰る。
あっけにとられたナシ屋が荷車に戻ると、ナシが一つ残らず消え、車の梶棒も切り取られ使い物にならなくなる。
中国の民話
老人が仙人なんだが、お金ないから断わったナシ屋のナシを全部没収と荷車破壊はやり過ぎ感がある。
物語の類型
善人が報われる
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