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マルーシカの塩

チェヒ王国の王様が3人の娘に一番自分のことを愛している姫に国を譲ろうと尋ねると、長女は黄金、次女は宝石、三女のマルーシカは塩のように大切だと答える。
チェヒ王国では誰もが塩を自由に必要なだけただで使うことができたので、マルーシカは王様の怒りを買い追い出され、森をさまようと一人の老婆のところでお世話になる。
その頃お城では二人の姉が女王様気取りで舞踏会で踊り狂っていると、老婆が塩の国の女王に姿を変え、国中の塩を一粒残らずなくし大騒ぎになり、マルーシカは老婆に言われお城に戻る。
マルーシカは重病の王様に駆け寄ると、塩ほど大切なものはないと王様に謝られ、さらに老婆に塩の国の女王に任命されると国中に塩がまいもどり、人々は塩をおろそかにしなくなる。

チェコとスロバキアの民話

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物語の類型
善人が報われる

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