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夢を買う

夏の日に色々失敗してきた商人が旅の絵描きと出会い身の上話をしていると、居眠りをした絵描きの鼻の穴からアブが飛び出し、しばらくするとまた穴に戻る。
目を覚ました絵描きはおかしな夢を見たと絵を描いて夢を説明し、商人はその夢を買い、アブが飛んで行った方へ向かう。
しばらく進むと絵の通りの長者屋敷があり、夢に出た白い椿が咲く春まで住み込みで働くが、見つからないのでもう一年働く。
ようやく白い椿を見つけ、夢のとおり小判がザクザク入ったかめを掘り当て、半分を屋敷に残し半分をもらい、立派な商人になる。

新潟県の昔ばなし

物語の類型
「善人が報われる」

類似
土呂久鉱山 ハチ 宮崎県
だんぶり長者 トンボ 岩手県

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