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かしき長者

海辺の小さな村に佐助という少し頭のぼんやりした若者が母親と二人でくらしており、みんながなる漁師になれずにいる。
佐助は親方に頼みこみ、船のみんなの飯炊きをするかしきになり、他の漁師たちより忙しいが嫌な顔をせず働く。
毎日仕事が終わると桶に集めた食べ残しを魚のために海へまいていると、何年か経ち一匹の魚も網にかからない日の夜に海が一面の金色に輝く砂浜に変わる。
佐助は砂浜に下りて桶に砂をいれると、次の日に本物の金に変わり金持ちになり、山の上に大きな御殿を建てるとみんなに慕われかしき長者と呼ばれる。

愛知県の昔ばなし

「オイオ(魚)おあがり」良いフレーズ

物語の類型
「善人が報われる」「恩返し」

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