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鉢かつぎ姫

美しい姫のお母さまが重い病気にかかり、観音様からのお告げの通り姫の頭に鉢を被せると、数日後に亡くなる。
鉢が取れなくなった姫は、気味悪く思った新しい母に遠い所に捨てられ、冬の冷たい川に身を投げる。
若いお武家様に助けられ、一命を取り留めた姫は屋敷で働かせてもらい、数年後若君に気に入られるが親の猛反対に合い、ひとり出て行く。
姫と一緒に出て行くと言う若君に腹を立てた父が鉢に刀を振りかざすと、鉢から光が放たれ砕けた中から美しい姫があらわれめでたく結ばれる。

徳島県の昔ばなし
御伽草子

物語の類型
「善人が報われる」

「鉢かづき姫」とも
元は河内の国の交野(かたの)に住んでいた。

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