見出し画像

うぐいす長者

冬に道に迷った商人が竹やぶを抜けると、梅林できれいな4人の娘に出会い、大きな屋敷に連れられ娘達の母親に全ての品物を買ってもらう。
商人は屋敷に泊まった翌朝、母親に娘の婿になるよう頼まれ、長女と結婚し春を迎える。
母親と娘達は留守を任せる商人に、3つの蔵は見ても良いが4番目は開けるなと言い残し、花見に出かける。
残された商人は3つの蔵をのぞくと夏秋冬の景色があらわれ、4番目ものぞくと春の景色の中でうぐいすが飛び立ち、さびしい野原に放り出され屋敷も蔵も消えてしまう。

東北地方の昔ばなし

「見るなの座敷」「うぐいすの一文銭」とも

物語の類型
「異世界転生」
「押すなよ、押すなよ、絶対押すなよ」

類似
浦島太郎
鶴の恩返し

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?