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たにし長者

40歳を過ぎのこどもがいない百姓夫婦が毎日水神様にお祈りしていると、こどもを授かるがたにしが生まれる。
たにしは水神様の申し子として育てられ、20年経っても話すこともできなかったが、突然口をきき長者に年貢を納めに行く。
珍し物好きの長者はたにしをすっかり気に入り、働き者の娘を嫁にやり、百姓夫婦の家が豊かになる。
一年が過ぎ、薬師さまのお祭りでお嫁さんがお宮にお参りする間にたにしはカラスに襲われそうになるが、立派な若者に変わると二人は商いを始め、たにし長者と呼ばれるようになる。

岩手県の昔ばなし

たにしの嫁に来た娘の姉が意地悪すぎる。

物語の類型
「危険回避」

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